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今朝の雪はサラサラ粉雪。
でも一昨日前に降った雪は、細い木の枝にてんこ盛りになるほどの”ねっぱついた”雪でした。
”ねっぱつく”は、多分、北海道の方言でしょう。
『ひっつく』みたいな感じかな。
サラサラした雪は、木の枝にあたってもスルリンと落ちる。でも気温が高い時の雪は、枝に触れた時にちょっとだけ溶けて木にくっついて、次から次と重なって、こんな姿になるのではと思います。
それでも雪は氷の結晶だし、ねっぱつくなんてありえないしょやって?
それがね、ねっぱつくんですよ。
毛糸で編んだ”ぼっこ手袋”、今の人はミトンなんて言うかもしれないけれど、古い私たちにすりゃあ”ぼっこ手袋”だべさ・・です。
そのぼっこ手袋を”はいて”雪合戦なんかするとね、
(※説明しよう・・北海道人は手袋は”はめる”ではなく”はく”と言う。)握ってもボールにならないサラサラ雪がある事や、しっかり丸まさって(丸くなって)くれる雪がある事、それから、雪合戦をしているうちに、コロコロ固まった雪がぼっこ手袋にくっついて、雪玉を作るどころじゃなくなっちゃう、ねっぱつく雪がある事を、毎日の遊びから感じとります。
それはきっと気温や湿度によって雪の質が変化するのだという事も、北海道の子供達は体で感じて育つのです。
だから、木の枝にてんこ盛りにくっついている雪を見ると、木にねっぱついてるわ・・と感じるわけです。
数日まえ、新沼謙治さんがテレビに登場していてさ、
”♪〜津軽には 七つの 雪が降るとか、こな雪 つぶ雪 わた雪 ざらめ雪みず雪 かた雪 春待つ氷雪 〜〜〜”って歌ってました。
うまいこと言うな〜、哀愁を感じるな。
でもさ、”ねっぱつく雪もあるんあだよ”って思いました。ま、あっても、歌にはならないだろうけどさ。
冬に”ねっぱつく”のは、なにも手袋に付く雪だけではありません。
ものすごくシバれた日(気温が低い日)、鉄の階段を登ってごらん、長靴の底が階段にねっぱついてしまいます。
霜のついた冷凍食品を触ると手がくっつく時があるっしょ、あれと同じ現象です。
1月は、1年で一番冷しばれる月です。
さらさら、しんしんと雪が降る。そんな表現がピッタリの雪が、多く降る日が続きます。
ねっぱつく水分の多い雪が多く降るのは、春が近くなってからでしょうか。
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