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レジでお金を払っていると、奥のほうから男性スタッフさんがやってきて、
「あの、ちょちょちょっとお時間よろしいでしょうか」というのです。
”え、ええ”
なんだべ。
もしや私、何かやらかしたのか?
「あの、ソフトクリームはいかがですか?」
ソフトクリーム?
なんだ営業だったのか。
ソフトクリームは大好きだもの、”それじゃあ1つ下さい”
「あの、こちらにどうぞ、ささ、こちらです」
別な場所までつれていかれて登場したのは、小さなカップにクルクルっと2回渦巻きのソフトクリームでした。
???
「ご試食頂いて、ぜひご感想を・・・」
ご試食・・・ってことは・・もしやタダ・・・
心の中で花火が上がった。
しかし、ここで ”ヤッタ〜!”とか言ってはしゃいだあとに、想定外のどんでん返しが起こらないとも限りません。
一応お財布を取り出して、
” あ、あの代金は・・・”
「いえいえ
、とんでもございません、ご試食ですから。そのかわりにアンケートにお答え頂きたいのです」
” そ、そうですか・・・いいんですか・・・ おほほ・・・”
心の中で ”ヤッタ〜!!ヨッシャ〜!と叫んだけれど顔には出さず、小さなプラスチックのスプーンでクリームをすくい口に入れてみました。
わわ、美味しいっしょ!!さすがソフトクリームだ。
スタッフさんは、私が食べるのをじっと見てから、
「あの、いかがでしょう、『まずい・少しまずい・普通・美味しい・うんと美味しい』に分けると・・・・どのあたりでしょうか」と聞いてきました。
ん・・・『普通』
「そ、そうですか・・・。貴重なご意見有り難うございました」
もしクリームの巻きが3回だったら “美味しい” になったかもしれなかった。