北海道・札幌発・だべさ通信5

悲しい伝説、阿寒のマリモもゼリーになった

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あらまあ、マリモがきれい・・・・

 

 

この休みに道東へ行って来た次男のお土産です。
まるで本物みたいなマリモは、青リンゴ味のゼリーでした。
自分は、阿寒のお土産と言えばマリモ羊羹がメインと思っていましたが、マリモそっくりのゼリーもきれいですてきです。
『阿寒シンプイ (アイヌ語で生命の宿るところという意味』という名前のお菓子です。

 

 

 

 

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パンフレットにあった阿寒に伝わるマリモ伝説をご紹介しますね。

昔々、阿寒湖畔の小さな村に、セトナという美しい娘が住んでおりました。
セトナは村長の娘で、村長は、セトナが16歳になったとき、位のふさわしい男を婿にする事にしました。
ところが、セトナにはマニベという恋人がいたのでございます。

 

 

婿になりたいその男は、マニベを森に誘い出し殺してしまおうと考えたのです。
マニベは必死で抵抗し、気づけば男から刀を奪いとり、逆に刺してしまったのです。

マニベは深く後悔し、湖へと船をこぎだしました。
それからしばらくの間は葦笛を吹いていたのですが、そのうち阿寒湖の底に消えてゆきました。
悲しみに暮れたセトナは、とうとうマニベの後を追い阿寒湖に身を投じてしまったのです。

 

 

いつしか阿寒湖には緑色の丸い藻が現れるようになりました。
人々は、セトナとマニベの魂が阿寒湖で一緒になり『マリモ』になったと考え、以来、マリモは二人の魂として大切に守られてきたのでした。
今でも時々、湖のどこからか、セトナの泣く声とマニベの葦笛の音が聞こえてくるそうです。

ゼリーの中のマリモは、もしかしたらセトナとマニベかもしれませんね。

 


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