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それいきなり始まりました。
ピロロロンピロロロン・・
枕元に置いてあった携帯が、大きな音をたてました。
あら、私ったら携帯のタイマーを間違えてセットしちゃったんだわ。
時刻は明け方3時半ころです。
携帯を枕もとでまさぐって、携帯が手に触れると、ギュっとボタンを押して布団にもぐる。
すると、しばらくするとまたピロロロンピロロロン・・
ウウ・・・ちゃんと切っていなかったかと、今度は携帯を見る。
あれ、なんだか文字が書いてあります。
老眼だから見えないけれど、”緊急・・大雨警報・・・避難勧告・・札幌南区・・・・”とか書いてるみたい。
手稲区のここはというと、時々雷が光っているけど、雨は降っていません。
また布団にもぐると、ピロロロンピロロロン・・
ク、ク・・・・今度は・・・
”豊平区・・・避難勧告・・・”
その後も、30分おきくらいに、ピロロロンピロロロン・・ピロロロンピロロロン・・ピロロロンピロロロン・・
もう寝るどころではありません。
ピロピロピロ・・今度は電話。
”もしもし。札幌、すんごい事になっているよ、大丈夫?”
外は日が差し込むくらいの穏やかさというのに、なんだかキツネにつままれたみたい。
でも、テレビをつけてみてびっくり、あっちもこっちの川が反乱しているっしょ。
結局、札幌市をはじめ石狩、空知、胆振管内の計35市町村90万5千人に避難勧告が出されたそうです。
こんな事は初めてです。この大雨は、極地的にもほどがあるわ。
私ったらタイマーを間違えたと思い込んで、見もしないでポチっと消しちゃってさ。
もしこれが一大事だったらどうすんだべね。
それにしても、夜中の3時すぎに、もし、いきなり避難!となっても、体はそう簡単には動かないって事が、ちょっとわかったような気がします。