北海道・札幌発・だべさ通信5

航空写真 恵庭岳、風不死岳、樽前山へ

樽前山の航空写真
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セスナ機は支笏湖にさしかかりました。
札幌方向から矢印のように飛んでいます。

 


晴れていたので、支笏湖の湖面に雲が写っていて奇麗。

 

支笏湖をのまわりには恵庭岳、風不死岳、樽前山という3つの代表的な山があります。


札幌方向から来て、最初に見える山がこの恵庭岳(1,320 m)活火山なんですって。

航空写真 恵庭岳

 

恵庭岳を上空から見ると、溶岩が山肌を流れて深く削られているのがわかりますね。

真下にドドドーーーっと流れてきて、下の方で左にカーブしています。
地上から見ると美しい山だけど、こうして見ると、自然のものすごさを感じます。
恵庭岳 航空写真

 

 

恵庭岳火口

支笏湖の反対側にある山が風不死岳(ふっぷしだけ)はアイヌ語でフプシヌプリ、「トドマツが群生している山」という意味。

1102mだそうです。
『風の死なない岳』って書くけれど、アイヌ語の意味とは全然違う。でも、この文字を考えた人、なかなかカッコいいと思うけど。
空から見ると、地下から溢れ出した様子がよくわかりますね。

 

山と岳の違いはどうやって決めているのか


ところで、風不死岳は『岳』と書くけど、どうして『山』じゃないの??と思いまして、その定義と調べてみました。

そういえば、山の呼び名には、『山』『峰』『岳』があるもね。
『山』は、平地から盛り上がっている地形の所で、傾斜がある。
この写真で言うなら、右前方に見える羊蹄山(別名を蝦夷富士なんて言ったりもする)。
1つの独立した山に使われる事が多い。

 

『峰』は山全体の事ではなく、頂上などの事を示す。山が幾つもある中で、特に高い山の頂上に使われることが多い。

 

『岳』は山よりも険しい山々が連なっている。その山の1つとして考えたときの名前。
風不死岳は連なる険しいる山々の1つとして考えられているってことなんですね。
でも、決してこれだけではないそうで、独立峰であっても『岳』と呼ばれている所もあれば、『岳』っぽいけど『山』と呼ばれている所もある。
つまり、正式な定義を決める事は難しいという事のようです。
考えてみると、山(この場合は『岳』も含めて)は、むか〜〜しから人々の心と共に、そこにあるものです。『定義』なんていう現代人の考える器に収まるワケがない。だって山は神が作ったんだもんね。
『山』と『岳』は、人々の心が決めるという事なのでしょう。

支笏湖から風不死岳
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その隣りに見えるのが樽前山。1,041m。

樽前山の航空写真

 

この山はすごいよ。
火山が一度爆発して、しばらくしてから更に爆発。
だから中央が盛り上げっていますよね。
白い煙りも確認できました。

世界もびっくり樽前山のお話 >>

樽前山の航空写真

 

このあと、さらに樽前山のドームをアップしてみました。
次回へ >>

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