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列車は、JR札沼線(学園都市線)の終着駅にすべり込みました。
『のびのびぼくじょう』?の看板を通過して、新十津川駅です。

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終点まで乗っていた乗客は10数人ほどです。

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おや?列車を降りたお客さんたちが、小さな子たちから、何かもらってる。
手渡されたおばちゃんも おじちゃんも、ニッコニコして嬉しそうだね。

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私もホームを降りて行くと、
園児の男の子が、恥ずかしそうに「どうジョ!」と絵はがきを手渡してくれました。
あらまあ、ありがとう・・・・
めんこい!!こんなお出迎えがあったなんて。
「どうジョ!」鉄道マニアとおぼしきお兄さんたちも、絵はがきを渡され思わずニッコリ。
絵はがきには『小さな駅長さんがいる新十津川駅』とありました。

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ウワサによると、午前9時45分着の列車のみ、こうして毎日、小さな駅長さんたちが出迎えをしてくれるんだそうです。
保育園のお散歩コースなのかもしれないですね。
この日は休日。それでも数人、先生と駅でお迎えをしてくれました。

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列車もうれしそう。
なんだか幸せそうに見えるんでないかい。

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新十津川は、奈良県十津川村で起きた大水害のさい、被災民たちが村から離れて、北海道のこの地で築き上たものだそうです。
新十津川は、今でも十津川村を心の故郷として、交流をしています。

JR留萌線、留萌 ー 増毛の各駅の画像 >>

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小さな駅長さんのいる新十津川駅も含めたJR札沼線の画像 >>

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JR札沼線(学園都市線)も終盤になりました。

 

 

石狩当別 = 北海道医療大学 = 石狩金沢 = 本中小屋 = 中小屋 = 月ヶ岡 = 知来乙 = 石狩月形 = 豊ケ岡 = 札比内 = 晩生内 = 札的 = 浦臼 = 鶴沼 = 於札内 = 南下徳富 = 下徳富 = 新十津川(終点)

札比内からは、アイヌ語の駅名が多くなります。

 
『ナイ』が着く言葉は、アイヌ語で『川』を意味する言葉だそうです。
同じ川でも『ベツ』という言葉で表現される川と、『ナイ』で表現される川があって、「ベツ」は氾濫などする危険な川、『ナイ』は洪水に強い川。
アイヌ語では同じものでも、性質によって言葉を使い分けるのですね。

これからは、ウィキペディアなどで調べた駅名の意味と一緒に見てみる事にしますね。
サッピナイ = 乾いた石ころだらけの川

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道路がすぐ横を走っています。
あら〜〜ドライバーのおじさんの顔見えちゃう・・・・
おじさんは、殺気を感じたのか、こちらをチラっと見ました。
あ、目が合っちゃったわ。
したっけさ、おじさんたら、いきなりアクセル踏んで、ビューっと走って行ってしまいました。
おもしかったのに残念だわ。

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晩生内(おそきない)・・・私は最初読めなくて、ばんせいない???なんて思ってましたら、”おそきない”って言うんだもね。
オソキナイ = 川口のがけが崩れている川。

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札的(さってき)・・・本当は サッテキナイ で、やっぱりナイが付いていたそうです。
サッテキナイ = やせる川。
浦臼町札的、ここにはなんと、『坂本龍馬家の墓』があるんです!
ホントなんですよ、見た事ないけど・・・・
坂本龍馬の養子である坂本直という人が亡くなったあと、その妻と息子が龍馬の甥である直寛を頼って北海道に移住、ここ浦臼で駄菓子屋さんをされていたそうです。

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おお〜、これは踏切です!

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浦臼(うらうす)も、本当はウライ・ウシ・ナイ= 網を干すところ or 川笹の多いところ。

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鶴沼。

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於札内(おさつない) = オ・サツ・ナイ 川尻が乾く川。

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南下徳富(みなみしもとっぷ) =  トックプト 「トック」は「でこぼこ」。「プト」は「川の入り口」。

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下徳富(しもとっぷ)。

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北海道の地名で、『ナイ』『ベツ、ペツ』が付いている名前はアイヌ語なんだな〜と思ってみるといいですね。

 

 

どこまでも見飽きない田園風景も、とうとう次は終着、新十津川駅です。
このあと新十津川駅では、ちょびっと嬉しいサプライズが待っていました。

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JR札沼線(学園都市線)新十津川行きは、石狩月形駅を発車して、いよいよ秘境の駅『豊ケ岡(とよがおか)駅』に向けて進みます。

 

 

石狩当別 > 北海道医療大学 > 石狩金沢 > 本中小屋 > 中小屋 > 月ヶ岡 > 知来乙 > 石狩月形 > 豊ケ岡 = 札比内 = 晩生内 = 札的 = 浦臼 = 鶴沼 = 於札内 = 南下徳富 = 下徳富 = 新十津川(終点)

 

 

札幌からほど近い所にある秘境駅。
どんな所か見るのが楽しみです。
進行方向のどっちに駅が見えてもいいように、運転手さんと話をしていたドアの付近に、そのまま立っている事にしました。

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” まもなく『とよがおか』でございます。・・”
とアナウンスがあったのは、月形駅をでてまもなくの事です。
もう着くのか。
と思ったらすでに、標識の前を通り過ぎるところでした。

カメラを向けたら、
ギョエ!
ドアのガラスがくもってて見えないしょや~!
運転手さんとお話できた興奮が湯気になって昇ったのかなんなのか、ドアのガラスだけが真っ白にくもっています。

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ガガ〜〜〜〜ン・・・・
旦那さんはというと、すでに『豊ケ岡駅』に到着していたようです。
これよりは旦那さんにバトンタッチ。
この時の時間は、私の乗った列車が1つ手前の月形駅で停車している時間からです。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

道路は、舗装から砂利道へと変わった。
これが、駅に行く道なのか・・・
はたして、うっそうとした道を少し進むと、そこに『豊ケ岡駅』はあった。

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駅舎は小さいが、しっかりとしている。

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ゴーと音が聞こえてきた。
石狩当別行きの列車が来たようだ。
この列車が今、通行手形にあたるスタフを持っているのだ。

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この列車は、次の月形駅で待っている列車にスタフを渡す。
スタフを受け取った列車だけが、ここ『豊ケ岡駅』にやってくる事ができるのだ。
今頃、カミさんの乗った列車は、月形駅で停車しているはずだ。

 

 

その列車がくるまで、このへんを散策する事によう。

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手すりはかなりさびて、柵のコンクリートが落ちている。

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ここが駅前通りというわけか。
夜、ここで一人でいるのは勇気がいりそうだ。
ゴ~~~
おや、カミさんの乗った列車が来たようだ。

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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

再び場面は車内の中。
ぼやけた窓からは結局駅舎を発見する事ができず、結局、無情にも列車はスタートしちまったのでありました。
『豊ケ岡駅』は、見えそうで見えなかった、まさに秘境の駅であったのだ。

 

天井の扇風機がなんだかむなしいね。

札沼線2014-10-06-052.jpg

 

 

あとで写真を見てみたら、くもった窓から写した写真に、駅舎がちょびっと写っていた事がわかりました。

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JR札沼線(学園都市線)新十津川行きも、中盤にさしかかりました。
列車は石狩月形駅に到着です。

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札沼線2014-10-06-039.jpg

 

 

月形駅は、月形町の中心の駅。
今まで通ってきた無人駅とはちがって大きい駅で、樺戸監獄のあった所です。
前日のブログで、道路掘削をしていた囚人たちの小屋があった場所の駅『中小屋駅』ってあったっしょ。

 
その囚人たちが入っていたのが樺戸監獄。
たくさんの囚人たちに踏まれてゆがんだ建物玄関の石がそのまま残されていましたよ。
その記事”悪人”は時代が決める・・・樺戸監獄
もご覧頂ければ幸いでございます。

 

 

さて、この駅で ”スタフ”の授受が行われるのです、これが見たかったんだよな〜。
スタフというのは、列車の通行手形みたいなもんです。
このJR札沼線は、単線で、しかも行き止まり。
そこに列車が2両走っちゃうと、列車同士がぶつかっちゃうかもしれないっしょ。
だから、先へ進める列車はスタフと呼ばれる通行手形を持っている列車だけ。
その列車が戻ってきたら、スタフを受け取って、今度はこちの車両が先に進むという仕組みです。

 

 

実は子供の頃、この光景をどこかで見た事があったのですが、この現代になっても、今だに日本で3カ所くらい残っいるという事をネットで知ったのです。
しかも、鉄道マニアの世界ではとても人気なんだとか。
懐かしいあの輪っこ(スタフ)の受け渡しシーンが見たい思いで、プチ鉄子になっていたしだいです。
この5月には、そのひとつ、江差線もなくなってしまいました。
江差線に乗ったときの記事江差線 ー湯ノ岱駅から大切なスタフとははこちらでございます。

 

 

石狩月形到着は8時17分。ここで、先頭車両がやってくるのを待ちます。発車は8時40分です。
それまで、列車から降りたりして待ちましょう。
運転手さんのそばにいよ。したら、受け渡しの場面が見られるもね。

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ソワソワ・・・キョロキョロ・・・
き、きたあ〜〜〜向こうから列車がやってきました。

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札沼線2014-10-06-043.jpg

 

 

列車が並びましたよ。
私は、料金箱のそばに立って、駅員さんがスタフを持ってくるところを見ることにしました。
ワクワク ワクワク ワクワク

 

 

するといきなり、今まで前を向いていた運転手さんが運転室のドアをガバっと開けて、私に言いました。
「あの〜何か?どうかしたんですか?」
ギョギョ!!
あまりの挙動不審な中年おばさんに、ついに運転手さんも注意せざるをえなくなったようだ。

 

 

『え”!あ、あの、すみません。実はその、札沼線に乗れば、昔見たスタフが見られるそうで、懐かしくて・・・コレコレシカジカ 』
「あ〜、スタフね。お客さん、どこで見たんですか?」
『それがどこで見たんだか・・・札幌の手稲生まれなもんで、もしかしたらそのあたりかと・・・』
「あ〜、それじゃきっと小樽の方だよ。あっちは昔、よく使っていたから」
いかった、注意されるかと思った。

 

 

「スタフを懐かしくて見に来た人も珍しいね・・・・あっ」
運転手さんは、会話の途中で運転席の窓から身を乗り出して、駅長さんらしき人と言葉を交わしました。
何かを受け取った?スタフ??
ギョエ!私の見たかった手渡しの瞬間、終わっちゃった・・・・・・

 

 

「これがスタフですよ、写真とるの?したら今だけ、ここにこうかけるか・・どうだい?こんなかんじでいいかい?」
運転手さんは、なんと、私だけの為に、サービスしてくれたのであった。

札沼線2014-10-06-046.jpg

 

 

悲しかったけど、嬉しい〜。
運転手さんはそれから
「ここのスタフの穴の形は四角なんですよ。ほら、時刻表にも四角い赤いマークで書かれてるでしょ」
おお〜、なんとマニアックな説明まで!
ありがとうございます。
『運転手さんとお話ができて、すんごく嬉しかったです』
「いやいや なんもなんも」
札沼線2014-10-06-047.jpg

 

 

札沼線2014-10-06-048.jpg

 

 

運転手さんはそう言うと、運転室に入り、パタンと扉を閉めました。
列車に乗っていた他のマニアとおぼしきお兄さんたちよ、私は運転手さんとお話しちゃったもんね。
おばさんは、なんだかちょっと、鼻が高くなったのでした。
さあ列車は、日本でも秘境と言われている駅へと進みます。

札沼線2014-10-06-049.jpg

 

 

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JR札沼線、新十津川行きは中小屋駅を過ぎました。
どこまでも畑が続いて、のどかな風景が気持ちいい。

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アナウンス・・・” まもなく『つきがおか』でございます。・・”
駅の看板が現れて、ログハウスが見えてきました。
ここ、来たことある!
たしか、地元の野菜なんかを販売していたとこでないかい?ズッキーニ買ったも。
広場も広くてきれい。

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列車は、月ヶ岡駅に滑り込みました。
すると、あ!!お父さん(旦那さん)の車ある!
ローカル線は、車より余裕で遅いのであった。

札沼線2014-10-06-026.jpg

 

 

さてこれよりは、先に到着していた旦那さんにバトンタッチでございます。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

これが月ヶ岡駅の全景である。
売店をかねたおしゃれなログハウスも併設してあり、ちょっとした道の駅ふうである。

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おや、ホームの足に使っているのはレールではないか!
再利用しているわけだ。

札沼線2014-10-06-028.jpg

 

 

モニュメントが、なかなかカワイイ。

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カンカンカンカン・・・・
踏切が鳴った・・ってことは列車がまもなくやって来るにちがいない。

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おお、きたきた・・
この列車に乗っているんだな。

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後ろ姿も撮っておこうか。

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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

あさて、再び、列車の中でございます。
お父さん(旦那さん)の車は見つけたんだけど、どこにいたのかな、まいっか。
(このとき、旦那さんはホームの反対側にいたのであった)

 

 

列車は再び走り出しました。
畑に波うつ赤い草はなんでしょうね、ジュータンみたい。

札沼線2014-10-06-034.jpg

 

 

アナウンス・・・” まもなく『ちらいおつ』でございます。・・”
『知来乙』なんて、不思議な名前ですね。
小さな駅舎、花壇も置かれて可愛いね。
チカンに注意だもね!

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札沼線2014-10-06-036.jpg

 

 

ウィキペディアによると、知来乙はアイヌ語で ” チライ・オツ”= イトウが沢山いるところ” という意味だそうです。
さて、列車は次の駅、”スタフ” が登場する『石狩月形』へと進みます。

 

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