北海道・札幌発・だべさ通信5

キツツキがすごい速さで木を連打できるのはどうして

北海道のアカゲラ
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久しぶりに穏やかな昼下がり。
林を見ると 山が ” おいでおいで ” と言うもので、長靴をズボズボ埋めながら行ってきました。

冬の林は一見すると何もないように思えるけれど、そうでもありません。
雪の斜面に緩やかに伸びた木の影、点々と続く何者かの足跡。
キャンバスの絵の中にいるみたいですよ。

雪の林



1年中林に住んでいるエゾアカゲラ


エゾアカゲラ




あたりに気を取られているうちに、もう頭の上でコツコツと誰かが木を叩いています。
北海道に多く住んでいるキツツキ、『アカゲラ』です。
体調は20〜25センチくらい。
木をつついて、中に隠れている虫をほじって食べているようです。


冬になると、多くの鳥たちが暖かいところに飛んでいく中、アカゲラは冬でもすっと林に住んでくれる少ない鳥たちチームの仲間。
人がいても意識する様子がなくて、いつでもマイペースなところがいいね。



キツツキの筋肉はヘルメット


キツツキの仲間はみんな木を高速で叩くことができますよね。
見ていても頭の動きが見えないくらいカカカカッと早い。
1秒間になんと20回以上も木を叩くことができるそうです!!


だいたい、相手が硬い木なのに、あんなに叩いたら脳震盪とか起こさないのか・・・・と心配になってしまいますが、心配ご無用。
高速スピードで木を叩くことができるのは、他の鳥には真似のできない3つ理由があるからです。


実はルメット?をかぶっている。
キツツキは舌の奥の筋肉が大きく発達していて、それがヘルメットのようにぐる〜〜〜っと脳を保護していると聞いたことがあります。
それが衝撃を吸収してくれるので、どんなに木をたたいても脳に衝撃が伝わらない仕組みになっているそうです。





2本づつの足の指で踏ん張る





硬い木を小さな体で全力で叩いたら、普通は体の方が反動で飛ばされてしまいそうです。
でも、ここでもキツツキは他の鳥たちとは違う一面を発揮します。
それは足の指。
鳥たちの足の指は4本ですが、その場合、前に3本、後ろに1本が普通です。
ところがキツツキは前後に2本ずつ。
この2本掴み方法で、彼らはしっかりと木にしがみつくことができるのです。


こちらの写真は、スズメより一回り大きいくらいの大きさのキツツキ『コゲラ』の足。
ほら、2本ずつに別れていますね。



コゲラの足

硬い尾羽も固定できる三点確保

他の鳥には真似ができない極め付けが、硬い尾羽。

ここでは再び『コゲラ』に登場してもらいますね。
尾羽は硬く、体をしっかりと支えることができます。
カンカンやっている時は、この尾羽でもしっかりと体を支えることができるので、ブレることがありません。
このコゲラも、両足と尾羽で、しっかり三点確保してますね。



コゲラ


ヘルメットをかぶり、強くしがみつける足と頑丈な尾羽を持ったキツツキだからこそ、あんなにすんご速さで木を叩くことができるわけです。
ちなみに、このコゲラも、冬でもこの林で暮らす住人です。




アカゲラもコゲラも、1年を通していてくれる道産子チーム。
親近感沸いちゃうね。
かくいう私も、もっと歳を獲ったら杖を持って三点確保しなくちゃならない時がくる。ヘルメットもいるかもね。







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2 Comments

  1. 片想い

    北海道は自然が豊富に残っているのですね
    雪の深さはそっとなのでしょうか
    ひとりで、林とか森の中へ踏み込んでも、恐ろしくないのでしょうかね  あるいは庭先のようなものなのでしょうかね

    アカゲラの解説ありがとうございました
    アカゲラの実像はいまだ見たことありませんし、今後もお目には掛かれないと思います
    勝手ですが、またアルバムへ取り込ませてもらいました ご容赦を

    雪原の足跡の主はわからずですか 姿見なかったので、足跡で分かっていても解説省略されたのでしょうね
    またの機会を楽しみにね

    Reply
  2. ぽぷら (Post author)

    片思いさんへ

    我が家は札幌と言っても端の方ですし、しかも山の麓なので、近所の公園の林にもいろんな鳥がやってくるんですよ。
    私はもともと田舎が好きなので、自然があるところが落ち着きます。
    足跡の主もわかりましたよ。

    Reply

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