北海道・札幌発・だべさ通信5

お坊さまも人手不足

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お坊さまがやってきました。
いつもだと朝一番にやって来ることが多かったのですが、今日はちょうどお昼時。

「いやいやどうもどうも」
お坊さまはシュッシュッっと裾を揺らしながら早足で座敷に入ると、まずハンカチでおでこをぬぐい、その延長でツルツル頭もググっと2週ぬぐう。



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お坊さまは線香についた火を手のひらでパッパっとはらってから、
「では・・・・オッホン」と言ってから、おもむろにお経を唱え始めました。

はは〜・・・・ナムナムナム
私はその様子を後ろから見ていたけれど、
どっしりとしたお坊さまの後ろ姿は、なんぼ夏仕様の衣と言えども暑そうです。
お経を唱えながら右手に木魚をポコポコポコ。
左手で時々、汗をグリグリと拭いていたもんね。


大忙しとあってお経もコンパクトでした。ありがとうございます。
『暑いのに大変ですね。このあとも回られるんですよね』
「そうなんですよ、今日はお葬式がこのあと3件ありましてね、でもその前に納骨がございまして、まあ猫の手も借りたいほど今日は忙しいんです」
「そうなんですか。それはごくろさまです」
お坊さまはすぐに次の現場に向かわれました。



お坊様の仕事も結構ハードのようです。
それでなくてもお盆の最中は檀家廻りで忙しいと言うのにお葬式まで入っちゃうなんて。体がいくつあっても足りません。
もし私がお坊さまだったら ” せめてお葬式はお盆を避けてもらいたいわあ”  なんて調子のいい事思っちゃうわ。
それにしても猫の手も借りたいほどの忙しさとは。
猫がお経を唱えられ、檀家廻りをするようになればいいのにね。
そしたらお布施だって魚1匹で済ます事ができるのに。


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