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ソフトバンクの『父さん』が天国に、北海道犬がCMでお父さんになったわけ

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『ソフトバンクのCMに登場していた初代「お父さん」の北海道犬(アイヌ犬)のカイくんが、28日、老衰の為に死んだ』と北海道新聞に載っていました。16歳でした。
記事によると、カイくんが白戸家のお父さんとしてソフトバンクのCMに登場したのは2007年のことだそうです。

 

北海道犬がCMでお父さんになったわけ

 

ソフトバンクのCMに北海道犬が登場した時はびっくりしたもね。しかもお父さん役!
私はちょうど10年前の2008年4月に『ニュースの記事の内容』としてカイくんの事を日記に書いていました。
それによると、このCMができたきっかけは、制作を手がけたスタッフの中に、母親が北海道の出身の方がいたことが大きくかかわっていたそうです。


その方が母の実家に行った時、そこで飼われていたベルっていう名前の雑種の犬が、すぐに自分の事を思い出して寄ってきたので、その時「犬がお父さんだったらいいのにな」と思ったそうです。

そんな思い出が、『犬がお父さんになる』というCMに結びついたんですね。
あと、『ソフトバンクモバイル「ホワイト家族24」のCMに登場しているアイヌ犬は、「カイ」と『ネネ』の兄妹によるダブルキャスト』なんて事も書いてありました。

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北海道犬は日本が原産地の天然記念物

 

日本独自の犬は6種類いるそうで、北海道犬もそのうちのひとつで天然記念物です。(他には秋田犬や柴犬、紀州犬、四国犬、甲斐犬)
だから、カイくんも天然記念物だったのね。
現在では『北海道犬』と言われていますが、以前は『アイヌ犬』と言われていたのが普通だったと思う。


こちらは、以前、近所のお宅で飼われていた北海道犬のアキちゃん。毛色は白ではなくて茶色です。

北海道犬

北海道犬

 

北海道犬

 

 

アイヌ犬というくらいだから、昔からアイヌの人達と暮らしを共にしてきたのでしょう。
カイくんの名前『カイ』はアイヌ語で『人・人間』という意味だそうで、北海道の名付け親 松浦武四郎さんが北海道の名前をつけようとしたときの『ホッカイドウ』のカイは、アイヌ語でいう『カイ』の意味を込めた文字にしたかったそうです。

アイヌ犬は、狩りをするときにはいつも一緒に行動していた犬で、大きなヒグマにもひるまずむかっていく勇敢な犬で主人には忠実。
子どもの頃に私の家で飼っていたアイヌ犬も、自分の主人が私の父親であるという事をわかっていたようです。
でも、一番仲良しだったのは私だったけどね。
真冬でも雪の中にうずくまりながら外で暮らせる寒さに強い犬です。

 

カイ君の毛色は白だけど、私の家で飼っていたアイヌ犬もユキちゃんと同じ茶色でした。
他に黒やゴマ模様など、色もあるそうですよ。
尾っぽがクルリンと巻かさっていて、舌に黒い色の部分があるの。

 

北海道犬にまつわるお話

 

アイヌ犬は、アイヌ語で『セタ』というそうです。
豊浜トンネルの事故のあった場所の傍には偶然にもアイヌ犬が神様になったという伝説の岩、セタカムイの岩があります。

 

1902年(明治35年)に八甲田山で起きた、陸軍歩兵第5連隊の雪中遭難事件で、遭難者の捜索に活躍した犬としても知られています。

 

 

現在のCMに出演中なのは子どもたち

 

新聞によると、現在ソフトバンクのCMに主演している『お父さん』役の北海道犬は、カイくんの息子のカイトくんとカイキくんだそうです。
お父さんの後を継いで、立派なお父さん役をこなしていますね、これからもがんばって。
カイくん、ご苦労様。

 

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