北海道・札幌発・だべさ通信5

大人数の料理は手抜きをしつつ、ひっそり楽しむ

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いよいよお客様を迎える事になりました。
迎えるのは、婆ちゃんの姉妹、いとこご夫婦、その娘さんと子ども達の7人。
そこに、近くに住んでる婆ちゃんの妹の叔母ちゃんが加わり、総勢8人が泊まる事になりました。

 

 

時刻は4時を回ったところ、
「着くのは7時くらいでねえか」旦那さんが言いました。
数少ないレパートリーを駆使し、材料費を抑え、かつ見栄えも重視した料理もラストスパート。
肉じゃがはあとは煮込むだけ、サバの南蛮漬けはカタクリをまぶして揚げて・・・・
子ども達の好きな唐揚げは冷凍物にしちゃったから、チン!でできあがり。
額から汗が落ちてきて、首に巻いたタオルでふきふきするも、今思うと、私の汗も混じっているんでないかい。

 

 

そのとき、ピロロロ〜〜ン長女からラインが。
娘・・・・・お客さんくるの?
私・・・・今日、来るんだよ〜 汗汗・・・・

 

 

娘・・・・・そういう大変なときに乗り越えるコツは『おもてなししようと頑張らないで、バレないように手抜きをしつつ、ひっそり楽しむことです』
私・・・・ご指南ありがとうございます・・・・・
!! おいおい、いつのまに立場が逆転したんじゃ?!
でも、たしかにその通りだね。

 

 

「おい、あと30分くらいで着くらしいぞ」
エエ〜〜!!あと2時間かかるんでなかったの??
お父さん、これ運んで! それからテーブルのセッティングお願いします。
そのとき、ピロロロ~~ン再び長女からラインの動画が。
3ヶ月になった王子様が、「ああ〜〜〜うう〜〜〜あうあうあう〜〜〜」と手足をバタバタさせている。
娘・・・・ばーば頑張れって言ってます。
おお〜〜、ばーばは頑張るよ!

 

 

太巻きの端っこをパクリ!あーおいし。
ハムを1枚パクリ!ウーウマイ!
唐揚げも一個味見だな〜
いっぱい毒味しないとね、夏だから。

 

 

はたして、お客様はやって来ました。
『いらっしゃいませ、どうも〜〜〜、ご無沙汰しております〜〜』
ワイワイガヤガヤ、こんなに人が集まったのは久しぶりです。
事情を駆使したそれなりの手料理は、なんとか皆さんに食べてもらうことができました。
夕食のあとは藻岩山の夜景へご案内。

 

 

それでね、今朝は、朝食のあとにメロンを出したんです。
赤肉メロン。
これがまた、偶然というか食べごろに熟していたので大好評。
旦那さんたら、「これ、夕張メロンです」
皆さん・・・ほう〜〜これ、夕張メロンなの、どーりで甘いわあー

 

 

大好評にちょっと気分よくなったのか、
「夕張メロンは、種を植えての実はならないんですよ、ちゃんと管理されているんです」とか解説も始まった。
皆さん・・・ほほ〜〜〜なるほど〜〜、一代限りってやつだね。
すごい!旦那さんのハッタリ!

 

 

後から旦那さんにそっと言ってみる。
『あれ、夕張メロンじゃないのにね』
「え?あれ、夕張じゃないの?」
『は?お父さん、夕張メロンじゃないって知ってて言ったんじゃないの?』
「夕張メロンだと思った」
あら〜〜〜、それは別な所の、しかも売り出し980円のメロンだべさ。
でも、本当に甘くて美味しくて、アタリでした。
まさしく長女の言うところの『バレないように手抜きをしつつ、ひっそり楽しむ』ってことだね。

 

 

さて、ご一行様は、今朝から小樽水族館に出かけました。
私は、ちょっと時間ができたので、ほっとひと息、パソコンに向かっちゃった。
そろそろ帰ってくる時間ね。
2泊目は、定山渓温泉に行く予定です。
私の料理のレパートリーは、1泊分しかございません。


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