北海道・札幌発・だべさ通信5

暗室を本気で大改造サイン入り

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旦那さんが、「暗室を片付けて整理する」と言いだしました。
『暗室』は、旦那さんが若い頃からやっていたモノクロ写真のフィルム現像や印画紙に定着させる作業ができるようにと、壁一面を真っ黒にして、出入り口からも光を通さないように作った小部屋です。
でも、今では『暗室』とは名ばかりで、実際には 『給湯室 兼 物置 』になっていました。

 

”それじゃあ手伝うね”
「いいからいいから」
旦那さんは、昨日から今朝にかけて、夜中じゅうガタガタと動いていたらしく、朝、私が事務所に来た時には、小部屋の物はすっかり物がなくなっていました。
すごいねがんばったね!

 

”ここにあった『(写真の)引き伸ばし機』はどうしたの?”
「物置に運んだべさ」
”運んだの!一人で?”
なんだか本腰入れてるね。

 

物置に運んだ『引き伸ばし機』です。
旦那さんにとっては私よりも付き合いが長いのですから、そりゃそりゃもう年期が入っています。
使い方は、上部のライトの下にフィルムを挟んで、台に置いてある印画紙(写真になる紙)に、露光(光をあてて画像を焼き付け)します。
光を長くあてれば写真は濃くなるし、短いと薄くなる。
ピントは、ライトとフィルムを上下させる事で合わせます。

写真引き延ばし機

 

 

写真引き延ばし機

 

露光させた印画紙は、すぐに現像液に入れます。すると画像がじわじわ〜っと浮き上がるので、次は停止液→定着液の順番にくぐらせて、最後に印画紙を乾かせば写真の出来上がり。
現像液の中で、自分の写した写真が ”あぶりだし” のように現れる様子には、いつもワクワクしたものです。

 

さて、旦那さんは、今度は白いペンキを用意して、大きなバットにペンキをトプトプ入れると、ローラーにペンキを付けて壁に塗り始めました。
すると、今まで真っ黒で、ゴミやホコリがたまっていても、な〜んにも見えなかった部屋が、まるで灯りが増えたかのように明るくなりました。

暗室

 

”すごいねすごいね”
「んだべ〜。ついでにここにサインもしといたわ」
おお!
本当は疲れてきたので、このへんでペンキを塗るのを止めちゃったのかもしれないけどね。

暗室 

 


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2 Comments

  1. すみれ

    自分の城を 白くしたのか~(ダジャレ)
    旦那さんって器用ですね・・・ちょちょいのチョイ お疲れ様でした 
    パパのサインが光っています(何げないけど素敵~♪) 更にスポットライトで夜もピカピカ!
    この機械は当時きっと かなり高価だったのでは?(体重計に似てる?)
    清水の舞台から飛び降りた気持ちで 買ったのかも?なまら愛着のあるものなのでしょうね
    ぽぷら家を きっと ずっと支えてきた機械なんでしょうね

    Reply
  2. ぽぷら

    すみれさんへ
    暗室の片付けは、ペンキが乾いてから物を入れるので、もう少し時間がかかりそうです。
    でも、模様替えって、気分もかわりますね。
    この機会に、使わないものを処分してスッキリしたいと思います。

    Reply

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