北海道・札幌発・だべさ通信5

見えないお金でお年寄りはつらいよ

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暮れの買い出し、やっぱし足りないものがあってスーパーへ。
そしたら予想通りのすごい人・・人・・人・・・・
通路を歩けばカゴとカゴがぶつかっちゃう。
レジには長い列ができていて、どの人の買い物カゴにも、お餅やカマボコなどのお正月の食材がいっぱい。
普段よりも、随分余計に時間がかかっちゃいます。

 

支払いは現金の人もいればカードの人もいます。
そんな中、私の二組前に、背の高い色白のお爺さんと、腰の曲がった小さなお婆さんの2人連れがいました。
2つのカゴの中には、お供えやらお花やら、沢山の商品が入っています。
普段の買い物なら少ないのでしょうが、今日ばかりはお爺さんが頼りになるね。

 

 

支払いは、お爺さんがお財布から商品券を何枚か取り出しました。
「これ、使える?」って聞いているみたい。
店員さんは、その商品券を覗いて、
「これは使えません・・・こっちは使えます」って言ってます。

 

今度はカバンから封筒に入ったカードを出しました。
店員さんは、「これは使えますよ、お金を入れて使うカードですから」と説明しています。
お爺さんは理解できたのかな。
使えたり使えなかったりする商品券に、いくらかわからないけど買い物ができるカード。
後ろでお婆さんが心配そうに見ています。
「このカードは5000円ですね」
店員さんはそう言うと、パチパチっとレジを操作して、結局、いくらかのお金を足して支払いを済ませました。

 

お店によって使える商品券は違うもね。
それから、お爺さんが差し出したカードはたぶん、お金を『チャージ』したカードだと思います。
封筒から出したところから見ると、プレゼントにもらったのかも。
世の中が商品券だけの時はわかりやすかったけど、現在では好きな金額をチャージしてプレゼントするカードが多くなっているもんね。
コンビニでも色んなカードも売られているし、お財布ケータイを、カッコよく使っている人もいる。

 

世の中の仕組みがどんどん複雑になってきて、高齢でなくてもよくわかりません。
これからは、目に見えないものに将来を左右される世の中になっていくのですね。
幽霊みたいだね。

 


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