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今の手稲(札幌)は、台風4号の影響と思われる曇り空。
風で時々、木がゆさゆさ揺れています。
そろそろ散り始めたアカシヤも、この風で力尽きてしまう花びらが多いのではないでしょうか。
数年前 、札幌市が ”アカシヤは外来種なので伐採をする” というニュースを見ました。
何本も伐採されたアカシヤの切り株の写真も載っていましたっけ。
なのにさ、あれからその計画はどうなったんだか。
私が勝手に思うにね、ほら、アカシヤの花って札幌にはかかせない花でしょ。
北原白秋の『この道』でも、
『この道は〜いつか來た道〜、
あ〜あ〜、そうだよ〜〜、
あかしや〜〜〜の〜花が咲いてる〜』
って、一番の歌詞で登場するもの。
2番の歌詞は
『あの丘はいつか見た丘
あ〜あ 〜
そうだよ〜〜
ほら 白い時計台だよ〜』
時計台をもしのぐ1番に登場するくらいの札幌のアカシヤ。そんな木を切っちゃっていいんかい?
札幌観光バスガイドさんは、
「みなさま〜、これよりバスは、悲しいかな『日本がっかり名所の1つでございます札幌の時計台へと向かってまいりま〜す。かの有名な北原白秋の歌『この道』の2番にも登場するのでございます。え?1番に登場する歌詞でございますか?そ、それはアカシヤでございますが、ただ今 外来種撲滅キャンペーンの為、伐採中でございま〜す」とか言わなきゃなんないっしょ。
さらにさ、石原裕次郎の歌『恋の町 札幌』では
”時計台の下で逢って私の恋ははじまりました
だまってあなたに ついてくだけで私は とても幸わせだった
夢のような恋のはじめ 忘れはしない恋の町札幌
はじめて恋を知った 私 やさしい空を見上げて泣いたの
女になる日 だれかの愛が見知らぬ夜の扉を開く
私だけの 心の町
アカシヤも散った 恋の町札幌〜〜”
だよ〜。
石原裕次郎さんを愛する世のおばちゃん達が、
”見知らぬ夜の扉を開いて女になった心の町のアカシヤを、あんたら切っちゃうんかい!”
なんて怒ったら、おばちゃん達を全員敵に回しちゃう。
生物学者さんよりも、世間の駆け引きに弱いお役人さんは、
”この話はもうしない事にするべや〜・・・・”と消えてしまった・・・・・のではないべか。
だからきっと、アカシヤはこまま、来年も咲いてくれるでしょう。
あ〜いい香り。
昨年見つけた、ピンクのアカシヤも載せてみました。