北海道・札幌発・だべさ通信5

干し芋で恩にきせる

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旦那さんの友人に、ずっと外国で暮らしている写真家Yさんがいます。(先日ブログでも書いた、あの方です
東京で個展をする為に帰国したのですが、私たちも、その準備のお手伝いを少しさせて頂きました。
故郷の札幌でも数日間の滞在です。
札幌での最後の日、Yさんが再び事務所にやってきました。

 

 

「これでやっと準備ができたよ、ありがとう。あ、そうだ、僕の奥さん見せるよ」
Yさんは持っていたノートパソコンをカパッと開けると、そこにはアメリカらしく右手でしっかりと奥様を抱き寄せた写真が。
OH! ビューティフォ~
バービー人形みたいな金髪の長い髪。
裾上げなんかまったくしていない細く長いジーンズ。
深くて透き通った栗色の瞳。
”あ、あの、奥様はおいくつなんですか? ”
「そうだね、たしか 52歳だったかな」
ご、52才!!
私はどうやって自分を慰めればいいのだ。

 

 

旦那さんが「そうだ、干しイモ食べないか?」と言いました。
あ、そうだった、茨城のおばさんから干しイモが届いていたんだ。
Yさんは「干しイモ? 干しイモってなんだっけ?」と目がまんまる。
アメリカでもオーストラリアでも、どっちの国にもこんなに美味しい干しイモはないと思うよ、ぜひ食べていってください。
そうだ、ちょっと焼いちゃおう。

 

 

干しイモをグリルで焼くと、ちょっと焦げめがついて、飴のような透明感がでてきました。
こうすると、柔らかくて、ぐっと甘くなる。
「オ〜 ン〜 懐かしいね、うまいね」Yさんは昔懐かしい干しイモの味を思い出したようです。
みんなで歯にねっぱつかせながら(ねばつかせながら)食べる日本の味。
「この残った干しイモ、もらっていいかい?」

 
『ああ、もってけ。まだあるから、よかったら土産にもっていけ』
「おお、そりゃありがたい」
最後は旦那さんとYさん、2人で肩を組んだポーズで記念写真をパチリ。
旦那さんはYさんを手稲駅まで送って行きました。

 

 

帰宅した旦那さんに
” Yさんてさあ、もしかしたら私たちが思ってるより、すんごい有名なフォトグラファーかもしれないよね ” と言ったら、
『かもな。もっと有名になったらよ、誰かにさっき撮った写真見せて、『こいつ、オレの友達よ』とか言って自慢するべな』
わ、なんかちょっとセコい。
ま、干しイモも焼いてあげたしね。

 


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