除雪された雪が、完全に車道と歩道を分けてしまっています。
高さは私の腰くらい。
今晩は風もなく、空気はキーンと冷えています。
またまた新しい雪が降ったもんで、街頭の灯りに反射してピカピカと光ってジュエリースノーだね。
雪がたくさん積もった夜は、シーンとしてて静かだなあと思った事はありませんか。
新雪が覆い隠すのは目に見えるものばかりではなくて、音も消してしまうからだそうですよ。
ひとつひとつの雪のすき間に、音は吸収されてしまいます。
たとえば車の音は小さな音で迫ってきて、通過するとまた小さな音で消滅する。
雪はさながら音の活性炭といったところでしょうか。
回りがとても静かなので、ブーツが地面を踏みしめるザクッザクっと言う音だけが、やけに大きく存在感があります。
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雪は音を吸収するというけれど、夜もふけた頃になると、時々 遠くの汽笛が聞こえてきたりもします。
私の頭の中では、寝静まった街の上を音が光のように飛んでくるような感じ。
でも、なしてだ?・・・・
雪は音を吸収してしまうんじゃなかったっけ?
ところがここで、またまた不思議な法則が。
音は暖かいほど早く進み、寒いほどゆっくり進む性質があるそうです。
夏の地面は太陽に暖められて熱く、空の上ほど寒い。
そこで音を出すと、最初は暖かい空気で早く進むけれど空に登るのも早い。
高く昇った音は、今度は冷たい空気にさらされるので、なかなか前に進めず消滅しちゃう。
ところが冬はというとちょっと違う。
地面が冷たいので最初は音はゆっくり進むけれど、空に昇るのも遅いので、このスキに結局 遠くまで行けちゃう。さらに空の昇ったあとは地表よりも暖かい空気なので、またまたさらに進めちゃう。
ということでした。
そ、そっか!学校で習ったかもしれないけれど、今初めてわかったような気がするゾ。
勉強していなかったから、この歳になっても驚ける新鮮さがあるね!
季節というのは目には見えないものまでイキな演出をしてくれるもんだね。
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