北海道・札幌発・だべさ通信5

繰り返せば筋肉は目覚める

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沢ちゃんの爺ちゃんは、次男の同級生の爺ちゃんで、数年前までは毎日のように沢ちゃんと車に乗って出かけていました。
ところが3年くらい前の冬、沢爺いらしい老人が、家の前の歩道を2本のストックをついてヨチヨチ歩いているのを目にしました。

 

 

沢爺いかな?
その歩幅は小刻みにタッタッタと5センチ?10センチ?
以前よりも白髪が増して、口元も少し開いて表情が薄い。
そんな足取りなので数メートルの移動にも、けっこうな時間がかかります。
やっぱし沢爺いだわ。
その姿を見て、沢爺いはきっと最近まで病院に入っていたんだろうと予測がたちました。
それから毎日、本当に毎日、我が家の前を、ストックをついた沢爺いが通ります。
挨拶をすると、ヒョコっと頭を下げてくれます。

 

 

それが、今年に入って急に沢爺いの歩きが飛躍しました。
歩幅がなんと30センチ以上!しかも、挨拶をすると笑顔に!
これには本当に驚きです。
筋肉が毎日のトレーニングで突然目覚めたのか、それとも、沢爺いの努力に根負けして動き出したのか。

 
もう、今までの沢爺いじゃなく、沢ちゃんと一緒にいた頃の沢爺いです。
人の体って、なんてすごいんでしょう。
繰り返し努力すれば、ちゃんと動き出してくれるのですから。

 

 

もし私だったら、こんなに努力する事なく、寝たきり人生を送っているのではないか。
それに いいふりこきだから、(カッコばかり気にするから)、 自分の姿をみじめに思って、いじける毎日を送っているのではないか。
人前に出るのも、怖くなっているのではないか。
そんな事を考えいるうちに、沢爺いはいつのまにか、私の尊敬する神爺いになってたのでありました。

 


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