北海道・札幌発・だべさ通信5

雪の捨て場所に困るもね

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近所のおじさんが、プラスチックの大きなソリに雪を乗せて引っ張っています。
向かいの林の方まで雪を捨てに行くんだね。
おじさんの家は、両隣とも他所の家に挟まれているから、雪の捨て場所には困るもね。
我が家の場合は隣りが空き地なので、お許しを頂いてずーっとそこに雪を捨てています。
だんだん高くなっていく雪山も、ママさんダンプを押して、とりゃーっと上がり、それっとおっつけて雪を落とすわけ。
雪の捨て場所があるという事はホントありがたいです。

 

 

しかーし!去年の夏に、とうとうそこに『売り地』の看板が・・・
黄色に塗られた畳半畳ほどの板に、『売り地』と大きく書かれた赤い文字。
いくら何でも目立つっしょ!
それから空き地には時々車が止まるようになり、しばらく眺めていく人の姿を、カーテンの隙間から目撃するようになったのでございます。
売れちゃったら、もう雪は捨てられないもね。

 

 

秋も終わろうというある日の事。
ガンガンガンという音に空き地を見てみると、そこには業者さんとおぼしきお兄さんが、看板を壊している姿が。
ああ、もしかして、ついに売れちゃった?
分解された黄色い看板は、軽トラックの荷台に放り投げられ、無情にも走り去って行ったのでありました。

今度から、大雪降って雪を捨てる場所に困ったら、おじさんと一緒に列を作って林の方まで持っていく事になるのかもね。
でもさあ、もう、はっちゃきこいて(必死で)広~く雪かきなんかする事ないよ。
体だってゆるくない(しんどい)しさ。
でも、もしできる事なら春になるまで、巣穴でもぐっていたいべさ。

 

 

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