北海道・札幌発・だべさ通信5

小樽 毛無山は毛がないどころか美しい晩秋の風景だった

小樽 毛無山展望台
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小樽の街から車で10分も登ると行ける『毛無山』展望台。
標高は467.569m。
街を一望するのにはちょうどよい場所です。
海が見える方向は北で、左側は小樽駅・港方面。右側は小樽張碓、銭函方面、その先は札幌です。

毛無山展望台

 

小樽 毛無山展望台

 

 

小樽 毛無山展望台

 

 

初めて来たときは、大きな看板に堂々と書いてある名前にびっくりした。『毛無山(毛なし山)』!
どうして毛がないんだろう、もしかして昔は木が生えない山だったとか、この山の持ち主の人の頭が薄かったとか色々想像したけれど、この眺めを見ているうちに、理由を考えることを忘れてしまいました。

 

小樽 毛無山展望台

 

調べてみたら、アイヌ語の『ケナシ(山林という意味)』という言葉の当て字だそうです。
薄毛じゃなかったんですね。
でも、
よく晴れた日は、増毛連山も見られるので、『毛なし → 増毛』ってことで縁起がいいらしいですよ。

 

 

小樽の港が見えますね。
向かって右が南防波堤、左が北防波堤です。
この防波堤は、明治30年(1897年)から工事が始まって、南の防波堤の完成に11年、北の防波堤に13年かかったそうで、特に、北防波堤を引き継いだ伊藤長右衛門(いとうちょうえもん)という人の考えた技術は革新的で、現在でも日本はもとより、世界的でも高く評価されているそうです。

小樽 毛無山展望台

 

 

120年を過ぎた今でも、小樽の海がしっかり守られているのがその証ですね。
長右衛門さんの遺骨は、この防波堤に眠っているそうですよ。
伊藤長右衛門が築いた北防波堤>>

毛無山の秋は今がフィナーレ、燃えるように濃くて深い色合いです。

小樽 毛無山展望台


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