今日は生ゴミの回収日。我が家の地区は朝８時半までにゴミを出す事になっていますが、ゴミ収集車がやってくるのはいつもお昼を過ぎてからです。
朝は時計がわりにNHKのテレビをつけっぱなし。８時までの数分間は札幌放送局のコーナーがあって朝ドラが終わって8時15分。
ゴミを出しにいくか・・・と思ったら、朝ドラのヒロインの女優さんがそのあとの番組に登場しました。
あら、この女優さんまだ18歳なんだ、可愛いもねえ・・・・・
などと見ている間に時計は８時27分がすぎていたと思う。
ゴミをまとめて札幌市指定の黄色いゴミ袋にギュギュッと詰め込み玄関のドアを開けたら、ドアの枠いっぱいに飛び込んできたのは、交差点にお尻を向けて止まっている緑色のゴミ収集車。
がたいの大きな小太りのお兄さんが、収集箱から取り出した最後のゴミを、今まさにボンガボンガと収集車に放り込んでいる最中でした。
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そ、そんな！！
まさか、8時30分のスタートは、いつから我が家の前から始まったの？？
ゴミ収集車のお尻に放り込まれた最後のゴミは、ガガガ−−−と丸め込まれました。
すいませ〜〜んすいませ〜〜ん！！道路の反対側から叫ぶも、お兄さんは聞こえない様子で両手をパンパンと払いました。
こうなったら、お兄さんが収集車に乗り込む前に気付いてもらうしかない。
ゴミ袋をぶら下げ全力でもうダッシュ！道路を渡るときは急ブレーキで右左を確認！ すいませ〜〜んすいませ〜〜ん！！
走ってゴミステーション到着！お兄さんの背中が目の前なのに、助手席に飛び乗ってバンとドアが締まりました！
すいませ〜〜んすいませ〜〜ん！！すいませ〜〜ん！！
私の目の前で、ゴミ収集車はブオ〜〜ン・・・・・・と行っちゃった。
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収集車が走り去ったあと、黄色いゴミ袋を下げた私はただ１人、朝ドラのヒロインのごとく、ただただ大きなゴミ箱の前で立ちすくむのでございました。
最近出したことのないくらいの大声で叫んだのに、聞こえねーのか！（心の中でまたも叫ぶ）
あら・・・収集車がいなくなったらいきなり静か。
急に我に返る。向かいのお宅、おとなりのお宅、むこうから歩いてくる学生さんも気になっちゃう。
もしかしたら、私の必死のパフォーマンス、見られていたのかしら。
学生さんは何事もなかったように私の後ろを通利過ぎて行きました。
こんなに叫んでた私は今まさに、ゴミ袋を下げたヒロインのようだわ。
このあとのお芝居はどうすりゃいいの？
どうもこうもないわ。
ただゴミ袋を下げて、トボトボと家に戻るまでよ。
