林の中に入るとプ〜ンと枯れ葉の匂いがしてきます。
乾いた葉っぱが山の湿り気でほんのり蒸されるんでしょうね。紅茶にも似た香りが脳を刺激してくれます。
こんなとき、自分の前世は動物か虫か、はたまた葉っぱに着いていたミミズかなんかじゃなかったのか?っと思う。
散策路のわきでよくお目にかかるのはホコリタケです。別名はキツネノチャブクロ。
若いうちは食用になるそうですが食べた事はありません。
でも、ホコリがでるのが面白くて、年に1度は触ってみたくなります。
ホコリタケはホコリのように胞子を出す
ホコリタケは、普通のキノコのように傘の下に胞子を付けるのではなく、袋の中で育てます。
そろそろ外の世界に放そううという時期になると、袋の外側が薄くなり、てっぺんに小さな穴が開く。
空から木の実が落ちたり、雨が降ってきたりしてホコリタケに当たると、それが刺激となって胞子がパフっと外に飛び出すという仕組みになっています。
ちょっと指でつぶしてやると、パフッ!とホコリ・・・じゃなく胞子がまるで煙りのように飛び出します。
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調子に乗って思いっきりつぶしたりすると、ときにはこんな事にも・・・・
まさかこんなに飛び出すとは・・・・・
面白いけど注意しましょう。
秋になると、植物達が子孫を増やすための色々な工夫を始めますね。
木の実のように、動物達に食べてもらって運んでもらう派や、マジックテーブ作戦を利用して、誰かにくっ付いて種(くっつきボンボンなんて言ってた)を運ぶ派。
タンポポのように、風を利用して種を運ぶ派もありますね。
そうそう、カタクリなんかは、種に甘い味を付けてアリに種を運んでもらうごちそうする派です。
そして、ホコリタケのように誰かが自分にぶつかる刺激で飛び出す派。
小さなフデリンドウも、ホコリタケと同じように、雨が降るのを待っている派でした。
他にも、もっと色んな子孫の増やし方を身につけているスゴワザ植物もいるんでしょうね。
秋の散歩をしていると、このホコリタケよよく見かけます。
もし見つけたら、プシュっと触れてみるのも面白いですよ。
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