北海道・札幌発・だべさ通信5

つられて気になるアカプラの銀杏

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今日の札幌は、この季節にしては暖かく、歩いていると上着がいらないくらいの陽気でした。
道庁の赤れんが前の『札幌市北3条広場(アカプラ)』のイチョウの木も、だんだん緑が薄れてきたようで、そろそろ金色に変身する準備を始めたようです。

 

遠くのイチョウの木の下で、上と下を交互にキョロキョロしているおじさんがいます。
下を見てからまた上を見て下を見て、”このへんか?” みたいに腰をかがめて、木の向こう側に回ってみたりもしている。

 

もしかして、銀杏?
歩きながら少しずつ近づいていくと、その木の枝だけオレンジ色が見え隠れしています、やっぱし銀杏だわ。
おじさんは、銀杏を拾いたかったんでないかい。
でもさ、まだ時期は早いっしょ。そんなに落ちてはいないと思うな。
そこに、ひとりのおばさんが、おじさんに声をかけました。
おじさんは木の上を指差して、少し何かを話してからどこかに行ってしまいました。

 

 

残ったおばさんは、やっぱりあたりをキョロキョロして、銀杏を探しているようです。
でも、みつからなかったんだべね、少し探してから、どこかに行ってしまいました。

 

 

次に、私がその木の下に来たとき、見上げてみれば、おお! 銀杏が鈴なり!
落ちてなないべか。
遠くから見たときの、あの冷淡なおじさんへの気持ちがどっかに吹っ飛んで、
歩きながら、目の玉だけがキョロキョロ動いて、木の後ろ側も覗いちゃったりしてる自分がいる。
やっぱり落ちてないか・・・
私ったら、結局さっきの おじさん や おばさん と同じ事をしている。
だってねだってね、小さなものでも、お得にゲットできるものなら、なんでも欲しい。
そんな自分が、こんな時にも現れちゃうのであった。

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