北海道・札幌発・だべさ通信5

アイヌの楽器、ムックリを鳴らしてみた

PR

 

『アイヌ文化フェスティバル2014』という催しで、アイヌの言葉や音楽、踊りなどを見る事ができました。
アイヌの語りは、静かに押し寄せる波のように頭の奥に伝わってくるし、音楽は、深い森の間も通り抜けてやってくる風のようです。
踊りは、鳥たちの様子をまねて生活に彩りを添えていたんだね。

 

 

頂いたパンフレットの中に、アイヌの伝統楽器『ムックリ』が入っていました。
細く切り込みの入った棒を口に近づけ、付属のひもをビュンビュンと引っ張っぱると、共鳴して音が出ます。
一般的に『口琴(こうきん)』と呼ばれている楽器の仲間だそうです。

 

 

”皆さん、それでは一緒にムックリを鳴らしてみましょう。ヒジは横に、右ききの方は、輪になっているヒモを小指にからめて、もう一方の長いほうのヒモを握って、手首をつかって引っ張ります。それができたら、ほっぺたに固定してみて下さい”
言われた通りにムックリをほおにあてて、糸をはじく。
すると、その振動がムックリ本体に伝わってシュッシュッシュッ・・・
あれ?シュッシュッシュッ・・・シュッシュッシュッ・・・
すると、隣の同年代の女性がこっちを向いて、
「こうやるといいですよ、」ビュンビュンビュン・・・

 

 

おお!すごいですね!
「私、昔、練習したの、ホホ・・・」ビュンビュンビュン・・・
場内は、あっちでもこっちでも、シュッシュッ・・・ビュンビュン・・・シュッシュのビュンビュン・・・
私も、はっちゃき(頑張って)シュッシュッシュッ・・・
シュッシュッシュッ!
彼女はらくらくビュンビュンビュン・・・・

 

 

なして私ってこんなに不器用なのかしら。
糸の振動を口に伝えるどころか、力余って引っ張った腕の振動をガンガンとアゴに伝えてどうすんのさね。
イタタ・・・・・
と、とりあえず、このへんにしといてやるわ。

 

 

帰宅してから、もう一度やってみました。
シュッシュッシュッビュン・・
お!
シュッビュンビュン・・・
おお!
練習すればなんとかなるもんです。
今も手元に・・・こうやって・・・ビュンビュンビュン・・・ほらね〜〜!!

 

 

小さな子から大人まで遊びのようにやってみて、アイヌの人たちの生活をちょっと感じてみるのもいいかもしれないです。
ビュンビュンビュン・・・

 

 

下の写真は2010年に阿寒に行ったときに見た、ムックリの演奏風景です。

 

 


人気ブログランキングへスポンサーPR