エゾエンゴサクにやってきたエゾオオマルハナバチ。
お花つながりということで、写真を撮っていると、よく会います。
モコモコしてて、人を攻撃することはないめんこいハチです。
ところがここ数年、トマトの受粉の為に輸入されたセイヨウオオマルハナバチが逃げ出して勢力を拡大、北海道にもともと住んでいるエゾオオマルハナバチの暮らしが危うくなっていると言われています。
花の奥が深いエンゴサクは、舌の長エゾオオマルハナバチに密を渡して、そのかわり花粉を運んでもらっていました。
ところが外国からやってきたセイヨウオオマルハナバチは、強いアゴの力で外側から花をブツブツと穴を開けて密を獲っちゃう。
だから花粉を体に付けることはなく密だけ獲られちゃう。
結果、北海道の花エゾエンゴサクなどは増える事が出来なくなってしまうというわけです。
こちらがエゾエンゴサクをブツブツ穴を開けて盗密しているセイヨウオオマルハナバチです。
エゾオオマルハナバチとの見分け方はお尻が白い事です。
こちらは昨日会ったエゾオオマルハナバチ、お尻は茶色です。
この子はエゾオオマルハナバチ、花の入り口に頭をつっこんで密を吸うんだろうなあと思いました。
したっけさ、花に穴開けちゃってるっしょ!
!!??
あんた、確かにお尻の茶色いエゾオオマルハナバチだよね?
だったらちゃんと、エンゴサクの花の中にもぐって密吸わんかい。花粉を運ぶかわりに密をもらっているんだべさ。
このエゾオオマルハナバチは、ちゃっかりセイヨウオオマルハナバチの密の取り方覚えちゃったのかしら??
それとも、お尻が茶色いセイヨウオオマルハナバチなの??
花粉が運ばれないんじゃ、エゾエンゴサクは消えてしまうかもしれない。
どうするどうするエンゴサク。来年から、花の形変えてみる?
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