北海道・札幌発・だべさ通信5

ガクは花びらを支える縁の下の力持ち

今日はまあ暖かい一日でした。
朝、ひだまり公園の林に行ったら、2日前までつぼみだった1輪だけのフクジュソウが開いていました。
近所の花壇ではもうとっくに花が咲いていたけれど、ここはやっと根雪が溶けたばかり。
東を向いて、日の光をいっぱいに受けています。

 

 

 

つぼみのときの写真がこちら。
2日前は雨が降っていました。
つぼみの様子は、この老眼じゃあよく見えなかったけれど、自宅に戻って写真を拡大したら、まあなんといじらしい。

 

花びらを水滴から大切に守っているのはガク(萼)。
小さな雨の一粒といえども大切な花びらにぶつかって傷がついては大変と、まるで母が子どもを愛おしむように花びらたちを抱えています。

 

 

 

ガクの大切な役割

 

ガクは、無事に花を咲かせたところで役割が終わるのかと思いきや、そうではありませんでした。
もし、密を吸いにやってきた虫が重たかったら、花びらは重くて下がってしまいます。そんなとき、ガクは花びらを下からそっと支えたりもするそうです。
あと、花にとって嫌いな虫が、茎から登ってくる事を阻止する役目もあるんだとか。

 

 

 

ガクに守られたおかげで、このフクジュソウもきれいに開花する事ができました。
ウィキペディアには ”この花は花弁を使って日光を花の中心に集め、その熱で虫を誘引している”とありました。
花をよく見ると、花全体がパラボラアンテナのような形をしていますね。

 

花が咲き終わるまでの数日間、ガクはまだまだ花を支え続ける。
究極の縁の下の力持ちだったんですね。

 

 


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