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小さな我が社で5年間使っていた写真の出力機ピクトログラフィ。
スイッチが入ると、ビョ~~~ンという音と共に、プリントがペロ~ンて出てきます。
毎日毎日使っているある日、気がつきました。
機械のネジ穴や凹凸が、つぶらなおメメに四角いまゆげ、そして、プリントが出力されてくる部分は、大きな口に見えています。
何枚も何枚も出しているうちに、昭和のロボットみたいな顔が、けっこうめんこく見えてきました。
でも、今回の仕事を最後に、とうとうピクトログラフィは引退する事になりました。
日進月歩、もっと小さくて高性能の機械に交代する事になったからです。
その事を知って知らずか、ここ数日はフル回転。
”まだ使えるよ、ほら、ビョ~~~ン・・ベロ~~~ン ”
”色だって、こんなにきれいにでてくるでしょ ビョ~~~ン・・ベロ~~~ン”
ピクトログラフィは一生懸命に、自分をアピールしているようでした。
でもね・・・・長い間ご苦労様・・・・・・
しか~~し!!真実は本体も製造中止、備品も製造中止になったのです。
ようするに使えなくなっちゃうのであった!
なして、なしてこんなに早いのさ。たったの5年しか使ってないのに。
必死で払った分割払いを、やっとの思いで払い終えたら、ハイこれまでよ・・・・・
ピクトログラフィよ、むなしくないかい?むなしいよね。
世の中、なんでもかんでも移り変わりが早すぎる。
時代という大きな渦の中で、私の頭脳は時間が止まり、置いてきぼりになっていく。
ああ、なんだかちょっと寂しいよ、トホホ。