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午前中、事務所の玄関の床をゴシゴシこすっていた。
すると、旦那さんが
「おいどうしたんだ?普段やってない事して」
と声をかけてきた。
それはまぎれもなく、不吉な事が起きる前兆の行動のように思われたに違いなかった。
旦那さんは、心筋梗塞になった前の日に、何を思ったのか普段はしない事務所の片付けをしていたのだから。
人は、生死にかかわる事が起きる時に、その前兆を無意識のうちに感じ取って、身辺整理をしてしまうのか。
だとすれば、玄関の床を水拭き掃除までする私は、これから自身の身に起きるであろう重大な不幸を予感している事に他ならないのか。
掃除、止めとこうか。
そうだよねそうだよね、めったにやらない事は止めといた方がいいのかも。
その時、後ろで天使がささやきました。
だったら、いつも掃除すればいいんだべさ。
なるほど、・・ごもっともでございます。