スーパーに着いたのは、ちょうど5時頃でした。
用事を済ませての帰りなので、目的の物だけを買ったら早く帰らなくっちゃ・・・と思っていたんです。
牛乳を買い物かごに入れていると、売り場のお兄さんが登場して、肉やら魚の切り身やらに半額シールを貼り始めました。
サケの切り身にも、赤いギザギザ模様がまぶしい『半額』シールがペタ!と貼られました。
やや!いきなり安いんでないかい。
もずく4個パックにも『半額』シールがペタ!おお!!
お惣菜にもペタ!
本当はお兄さんにくっついて歩きたいんだけれど、しらじらしくも、なんとな〜く様子をみながら、
”あら、半額ね・・・” みたいな 感じで、次から次へと買い物かカゴに商品を入れました。
気がついたら、ほとんどが半額商品でいっぱい。
思いがけず、今日はいい買い物ができちゃったよ。
さっそくレジに並びました。
『いらっしゃいませ。鮭が半額です(ピ!) もずく4個パックがが半額です(ピ!) 酢ダコが半額です(ピ!)』
レジのお姉さんは、買い物カゴから商品を取り出しては声で確認して、レジを通します。
『豚肉、半額です!(ピ!)』
べつに後ろめたい事はないのだけれど、元気のよい ”半額です!(ピ!)” の声が、次も次も、そのまた次も、さらにまたまた次も、聞こえちゃう。
『砂肝 半額です(ピ!)』
連続する ”半額です!(ピ!)” の声に、ちょっと恥ずかしいと動揺している自分がいます。
こんな事じゃ、主婦としてはまだまだ未熟!
もっとキモのすわった主婦にならねば。
ほらね、合計金額を見ると、ワキャ、嬉しい!安いっしょ。
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こんな日は、帰宅してから食材を冷凍庫に入れる下処理がいつもより楽しい。
あ、おかえり〜、今日さあ、スーパーに行ったらちょうど半額でさあ〜・・・・・と、
ついつい、しゃべりたくなっちゃう、おちょうし者の主婦であった。