北海道・札幌発・だべさ通信5

声は耳で聞いて、手話は目で見て理解する日本語

手話検定試験の2級合格証が届きました。やったゼ。
半ばイケイケモードで試験を受けると決めたまではよかったけれど、それから後悔したもんね。
夏の申し込みの時は二ヶ月先のことだから全然余裕だったんですよ。
それが一ヶ月前あたりでなんだかソワソワ。2級の試験は手話の実技の他にも、歴史や制度についてもペーパーテストもあるので、試験の2週間ほど前になった時にはもう、家事と仕事の合間に参考書のページをめくり、仕事中にはパソコン画面を手話DVDにチラチラ切り替えたりと、まー追いつめられて、後悔ばかりしてました。

 

何をやっても三日坊主の自分が、手話はなしてか3年も続いてる。ブログを書いている期間の次に長い。
だから耳の不自由な方とスラスラ話しができるのかといえば・・・・それがその・・・恥ずかしながら、なんぼかでございます。

 

 

手話には方言がある


実際に習ってみて、へ〜〜〜っと思ったことは、手話には方言があることです。

なんの疑いもなく、日本中みんな同じだと思っていました。
手話は暮らしの中の仕草や動きなどから生まれるので、生活習慣が違えば、おのずとその形も違ってきます。
札幌にも、札幌独自の手話もたくさんあるのですが、私はこれがなっかなか覚えられない。
もちろん、共通語もあるので、辞書には共通語の手話が載っていますよ。

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手話は言語として認められている


手話は、今では多くの地域で言語として認められています。

普段私たちが声で話しをする言葉を『聴く言語』とすると、手話は『見る言語』です。

 

 

この『見る言語』を、もしみんなが使えるようになったら楽しいと思う。
だって例えばね、プラットホームのあっちとこっちでも話ができます。
うるさい電車の中で向かい合っての会話もスムーズね。
映画館や病院でも使えます。あと、もし重病になって声が出せない・・・なんて時も手話が役に立つかもしれないです。
それにもちろん、耳の不自由な人たちとも話ができるんですよ。

 

 

手話は、耳の聴こえない人たちの世界だけで使われるべきではないと思っています。
私たちがちょっとの英語が話せるように、ちょっとの手話を話せたらいいのなと思います。
そしたら耳の聞こえる人とそうでない人とが、みんな同じ世界で話しができるっしょ。
『聞いて理解する言葉』と『見て理解する言葉』この2つの日本語が自由に使えたらカッコいいなあ。

 


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