北海道・札幌発・だべさ通信5

文化祭はおぼろな手話通訳で衝撃うけたり真っ白になったり

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地域の文化祭は歌あり踊りありで、1年の練習成果を披露する大イベント。
私も昨年に引き続き手話劇に参加することになりました。
まあね、参加するのは2回目だし、役は通行人C。
セリフは ”え?なんだろう、わかりませ〜ん” ですから、去年に比べて楽勝もんですよ。。

 

 

ところが、3日まえになって「ぽぷらさん、今回はプログラムの通訳をして下さい」との任務が発令さました。
ほら、よく、ニュースなんかで画面のはしっこで手話通訳している人がいるっしょ。
私の手ぶりはまだまだおぼつかない。
”” こんにちは、わたしは ご飯が だいすきよ ”” レベルでございます。
「あの私、まだまだ無理じゃないかと・・」
「大丈夫よ、ココはこうやって、あーやって、・・・・」
本物の通訳者さんから30分ほど教えてもらって後はぶっつけ本番のようなもの。

 

 

さて当日。
演目は次々流れ、私の順番がまわってきました。
アナウンサーさんは舞台のそでに立っていた私に言いました。
「あの、通訳さん、一部 訂正があります」
『な、なに、この場におよんで訂正!?』

 

「ココは、このように言って下さい」
マジか・・・・
顔色を変えた私に、次の通訳さんが教えてくれました。
「ココはこうやって、あーやって・・・・そうそう、できるできる」

 

 

まもなく、アナウンサーさんが押し出すような小声で言いました。
「つぎ通訳の方、お願いします、ハイ、どうぞ!」
幕からほんの3歩ばかり先の立ち位置はもう視線の中。
一歩目で横の機材に腰をぶつけ、二歩目で観客の視線に衝撃が走り、その衝撃で三歩目には頭の記憶が消えそうになました。

 

 

『次は、プログラム○番目。○○会によります、詩吟○×△、吟じますのは・・・・・』
サササのシュシュっ(手話の最中)のシュシュシュのポイ・・・
どんなふうに手を動かしているだかもさだかでない。
でも、舞台のすぐ前に本物の通訳さんが、私の為に座り込んでくれているのが見えました。
” もっと楽にせよ・・ ” と 合図を送ってくれている。
ありがたい お言葉・・・・・

 

 

サササのシュシュシュ・・・・
そんなワケで、たった2つの演目の通訳しかしていないのに、2時間もやっていたようにも感じた私の文化祭。
ウマくいっても失敗しても、無情にも時間は過ぎていくのであった。

 

 


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