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皆様、お疲れさまでございました。バスはいよいよ層雲峡へと進んで参ります。
右をご覧下さいませ。今にも迫ってくるような切り立った高い崖が見えております。
と思ったら今度は左にも、またまた右にも左にも、柱のような形の岩が続いているのがご覧いただけますでしょうか。
このような岩の事を柱状節理と言うそうでございます。
今から約約3万年前、大雪山の噴火より降り注いだ大量の灰がゆっくりと冷えて岩になったものと考えられております。
『節理』とは、規則正しく作られるものの事で、層雲峡の柱状節理は六角柱だそうでございます。
どうして六角ばっかしになるのかって? 三角四角も混ざらないのかって?
そ、そんな事は岩に聞いてくださいまし。
でも皆様、自然というものは不思議なものでございます。
毎日の雪かきでうんざりしている場合じゃございません、よくみれば雪の結晶はほら、美しい6角形ではございませんか。
その他にも、蜂の巣の穴の形、あれも考えてみれば6角形。
つまり6角形は、自然界における究極の形のようでございます。
え?魚でも六角っていう名前の魚がいるしょって?
お客様、それは八角でございます。
皆様お疲れさまでございました。バスは層雲峡、小函で休憩でございます。
停車時間は15分でございます。定刻までに必ずバスに戻られますよう、ご協力お願いいたします。
『昔の写真で出ていますシリーズ』<2005.10>