北海道・札幌発・だべさ通信5

手話でもできる4文字熟語はひらがなでどう書くの

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手話のサークルでは、指の動きで何を表しているのかをゲームのように考えたりもします。
そこで先日、4文字熟語の手話があるという事を知りました。
先生が、両手の指を上向きにすぼめて、手前から向こうに3回パクパクパクと動かしました。
「はい、これはいったい何て言ったでしょう」

 

えー?!
パクパクパク・・・パクパクパク・・・
みんなは一斉に、すぼめた指をパクパクパク。
なんだ、なんだ?とガヤガヤガヤ・・・・
”終わりよければすべてヨシ?かな?”
「ぽぷらさん、それ、4文字熟語じゃないですよ」
あ、そ、そっか・・・ほほほ・・・
聞こえちゃってたんだ。

 

「これは、『じゅんぷうまんぱん』という手話です。手前から向こうに時間が経過しながら、やるべき事が順調に進むという様子を表しているそうです」
なるほど・・・・
やるべき事を1つずつパクパクつかみながら進むって動作なのか。
周囲でも、” へ ~ ” とか ”ほう~” ほか ざわめいています。
たしか、人生が順調に進んで、幸せな老後を迎えようとしている人たちに、こんな言葉を使うような気がする。

 

多分、日常では使わない4文字熟語だろうけど、ノートには書いておこう。
でも、どういう漢字で書くのかがわかりません。
とりあえず ひらかな で書いておく事にしました。
えーと・・・・・『じんぷーまんたん』

 

朝、事務所に降りてきたときに、パソコンで検索してみても出てきません。
仕方ないから旦那さんに聞くしかない。
『あのさあ、4文字熟語なんだけどね、『じんぷーまんたん』ってあるよね』
旦那さんは、
「はあ?お前、そりゃ違うべ」と言います。

 

『違うの? じんぶんまんたん? じんぷんまんたん?
「違うって、じゅんぷーまんかん、あれ? 俺まで言えなくなっちゃったじゃないかっ!」

 

でも、”じゅんぷー”までが合っていた旦那さんのヒントにより遂に解読。
『順風満帆(じゅんぷう まんぱん)』
意味は、物事がすべて順調に進行すること。
船が、追い風を帆にいっぱいに受けて軽快に進むという意味の言葉だそうです。

 

手話ではただ、パクパクパク・・と動かすだけなのに。
言葉の意味を理解する前に、ひらがな文字さえ書けなかった私の人生は、この時点で順風満帆から、かけ離れているのだった。

 

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