北海道・札幌発・だべさ通信5

既婚の印は”お歯黒” と ”入れ墨”

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NHKのテレビ『 タイムスクープハンター』は、ジャーナリストが歴史の世界にタイムワープして、人々の暮らしを取材するというドラマ仕立ての番組です。
本当に剃り上げてちょんまげをゆっているように見える男性俳優さんや、古い写真でみた事のある既婚女性の日本髪に、歴史をできるだけリアルに制作しようという番組のこだわりを感じます。

 

 

新しいシリーズが始まった昨日はね、江戸時代に存在したという「おなら代理人」の職業の話だったんだけど、その中に登場してた女性は”お歯黒”をしていました。
そうだそうだったよね。
江戸時代の既婚の女性は、お歯黒をしていたと聞きました。現代の時代劇の中では消えてしまったけれど、昔の古い映画などを見ると、ちゃんと”お歯黒”をしていたもね。

 

 

それで思い出しました。
北海道のアイヌ民族の人たちも、昔は成人の女性の証として、 口の回りに入れ墨(アイヌ民族博物館参照)をしていました。
実際にね、見た事あるんですよ。

 

 

口の入れ墨を見たのは子供の頃、親に連れられ、登別だったか白老のアイヌコタンだったかに出かけた時です。
その場所は、アイヌの人たちの昔の暮らしぶりを見せてくれる所だったように思うのですが、そこにいたお婆さんの顔には、口を中心に大きな入れ墨がありました。
黒だったような、青っぽい色だったような気もします。
江戸時代の人々も、アイヌの人々も、女性の節目の姿が一目でわかるような印を付けるという共通点があったんだね。

 

 

え?そんな昔の物を見た事があるなんて、私の歳なんぼさって?
ま、まあ、いいべさそんな事。

 

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