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林の中を自由自在の歩けるのは、雪解けで下草のない今だけ。
太い木の地面から1mくらいのところに、大きな穴があいていました。
私の手のひらならスッポリ入る。
奥行きは、10センチ以上もありそうです。
そのすぐ下にも、直径が5センチほどもある穴がふたつも開いてる。
これじゃあこの木も大変だ。
木のこっぱも、まあ派手に散らかしてくれちゃってる。
これはいったい誰のシワザ??
はやっぱしキツツキでしょうかね。
キツツキだとしたら穴を開ける理由はいくつかに別れるそうです。
○まずは巣穴をつくるために木に穴をあける。
でもこの穴の場所は低いよね。
それに、出入り口がこんなに広いと、いっくらなんでも無防備すぎ。
○エサを探して木をつついて皮をはぐ。
虫をとるためだけに掘るにしては深いと思うわあ。
○縄張りを主張するのに木を叩き、大きな音を聞かせる。
大きな音はしたとは思うけれど、穴の奥に入っちゃえば音はこもってそんなには大きくならないんじゃないのかな。
それじゃあいったい何のためじゃ??
グルリと木の回りを見てみると、ありゃ!まだ他にも穴が開いているっしょ。
1、2、3、4、・・・・6個!
他にも、これから穴を開けようとしているのか、皮が大きく削られたあとがありました。
もしや、この木を倒そうという野望を持っているすんごい根性の怪物かもしれない?
うーむ・・・ぜひ会ってみたいもんです!!
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