北海道・札幌発・だべさ通信5

札幌大球が出回り始めました 2014

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スーパーには札幌大球が並び始めました!
お漬け物の季節ですね。

 

 

『札幌大球』は、お〜っきなキャベツ。
地元では このキャベツと大根などを使って、”みがきニシン”を入れた郷土料理『ニシン漬け』を作るのが一般的です。
なんたって一個がすんごく大きいっしょ。普通サイズでもだいたい10キロくらいあります。
もっと大きいのもありますよ。
だから持ち上げる(”持ち上げる”という事を 婆ちゃんたちは、”たがく” とも言う)のが、ゆるくない(しんどい)です。

 

 

『札幌大球』は寒い気候が大好きなキャベツだそうだから、北海道にむいているんですね。
なんせ大きいので、収穫までは普通のキャベツよりも時間がかかりますが、そのかわり、ゆっくり甘みや旨味が凝縮されるそうです。
大きい食材って、”味は大味” なんて言うけれど、『札幌大球』には通用しないようです。
子供の頃、真冬の凍った樽の中から、ニシン漬けを取り出して、しゃっこい~(冷たい)とか言いながら食べた事を思い出しました。

 

 

ほらまたひとつ売れたみたいですよ。
熟年ご夫婦のご主人が『札幌大球』を、カゴの上に乗せたけど、入りきらないで浮いてるわ。
キャベツを抑えて歩いてる、とりあえず先に会計してくるみたいですね。

 

 

昔の北海道の冬は、今のように本州との物流は容易じゃなかったけれど、ジャガイモや大根などは、雪の下に埋めるなどして野菜を保存する事はできました。
でも、葉もの野菜はというと、そう簡単にはいきません。
そんな中で、『札幌大球』は冬の間の栄養もさることながら、ニシン漬けに入ったうっすらとした緑色が、どんなに北海道人の心をホッとさせてくれたことでしょう。
『札幌大球』の大きさは、雪で閉ざされた人々に与えてくれる、癒しの大きさでもありました。

 

 

 

 

 


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