北海道・札幌発・だべさ通信5

福引きは沖縄の海が行ったり来たり

雪が顔をベシベシ叩いても、どうしても忙しくなるまえに行っときたい。
商店街の福引きの券が、補助券も入れて3回分あるんだもん。
なになに、特等は沖縄旅行券か、いいねいいね。

 

その前に、さらに買い物すればさらに抽選券が増えるかもしれないのでスーパーに直行です。
年末ってさ、なんでもかんでも高くなるよね。とくに野菜なんかハンパない。
価格の安い冷凍野菜はありがたいけど、やはり、生きてる葉もの野菜も少しは食べたい。
なんも買ってないのに(そんなワケないんだけど)なしてこんな合計になるんだかと思っちゃうわ。

 

会計を済ませて買った物を袋に入れていたら、いきなり目の前に福引き券が現れました。
卵を持った右手がすぐに反応してピタっと止まった。
見ると、隣りで袋詰めしていた先輩おばさんが話しかけてくれました。
「よかったら使ってくださいよ」真っ赤な口紅から嬉しいひと言。

 

 

『いいんですか?!』
「いやいや、私どうせ使わないから」
『ありがとうございます、がんばって回してきます』
「じゃがんばって」

 

おばさんはそう言うと、大きな袋を下げて行ってしまいました。
私がレジでもらった福引き券を握っていたので、渡してくれたのかもしれないですね。
なんだか運気が上がってきた予感!

 

 

それから抽選会場に行き、さっきおばさんから頂いた福引きの補助券を合わせて差し出すとなんと、
「5回どうぞ」ときたもんだ。 やった・・・・
沖縄の果てしないマリンブルーが近づいた見えたような気がしました。

 

さっそく、クル・・・・ポトッ・・・赤玉
クル・・・・ポトッ・・・赤玉
クル〜リ・・・・ポトッ・・・水色玉! ゆっくり回したワザの勝利か、これはちょびっと当たったけど、大当たりじゃない。

クルッ!・・・・ポトッ・・・赤玉。早くしてみたのに。
クル~リ・・・・ポトッ・・・水色玉・・・・

 

ま、まあね、こうなるかなあとは思っていたけどさ。
さっきまでかすかに現れていたマリンブルーは、さっさと吹雪の中に消えちゃいました。
かくして景品の砂糖とクッキーとゴミ袋を3枚もらって雪の向かい風を受けて帰宅。
でもさ、知らないおばさんに、お砂糖をもらったようなものだもの、ラッキーだったよね。

 


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