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現場は完成したばかりの建物の2階。
旦那さんの仕事は、屋内から窓の外に向かって写真を撮るというものでした。
窓のすぐ下は、広さ3畳ほどの玄関の屋根が突き出しているので、写真に少し写ります。
ところが、ちょうどその部分に、雨で濡れた落ち葉がペタっと張り付いています。
仕方ない。
子分の私が、窓から短い足をめいいっぱい下ろして玄関屋根にパタンと降りました。
したっけさ、おろした足の下が土混じりの水たまり。ありゃりゃ!
ちゃんと下を見ないからだよね。つま先が濡れてしまいました。
さて、再び窓から戻るのはいいけれど、この濡れちゃったつま先を拭かなくっちゃ。ハンカチハンカチっと。
そうだった!
今日は普段のガーゼハンカチじゃない。
刺繍でふちどった、ちょっとアヤいい(おしゃれな)空色のハンカチをカバンに入れていたのだった。
これは歯医者さんに行くとき用で、治療中に手に握っていて、
”お口をゆすいで下さい・・ハイ・・・・グジュグジュ・・ハンカチを上品に口にあてる ” とき用のハンカチ。
先日、歯医者さんに行ったときのままだ。
これで、足を拭くの?旦那さんをチラっと見たら、
『仕方ないべや』だと。
そうだよね、仕方ないよね。
とりあえず靴下は脱いでゴシゴシゴシ!
空色のハンカチは、なんとな〜く曇り空になってしまいました。
空だもの。
晴れもあれば曇りもある・・・さ。