北海道・札幌発・だべさ通信5

脂漏性角化症状は液体窒素でやっつける

「ただのシミだと思ったら皮膚ガンだっていうらびっくりしちゃって取ったんだよ。いや〜命拾いしたよ」
近所の奥さんがそう言ってほっぺたの上の所を指差しました。
『皮膚ガンだったんですか!』
その部分は今となっては何も無くなっているけれど、そう言われれば黒いシミがあったような気もする。


自分の顔にもあちこちシミはあるけれど、中でも目の下にある黒くて小豆くらいの大きさのシミが目立っていました。
気にはなるけど、シミだから仕方ない。でも、皮膚ガン何でこともあるんだったらなおさら気になるなあ。


それにここ数年、だんだんと黒さが目立ち、ちょっと盛り上がってきたように思う。さらにはかゆい時もあります。
もしや皮膚ガンだったら・・・まだまだこの世に未練があるもの。
だったらやはり、皮膚科に行って診てもらったもらった方がいいんでないかい?
でも、このシミはどうやって取るのかな?
レーザーってやつを使うのか・・・それともガリガリと削られたりするんだべか・・・さらには病気ではない(?)シミを取るのって受診料どうなの??
え〜〜い  とにかく、行ってみよう。




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それは脂漏性角化症状

診察室で待っていると、先生と看護師さんがやってきました。
「どうしましたか?」
『はい』指で目の下のシミを指差し、実はこれこれしかじか・・・・なんです。
と言うと、先生は私の黒いシミにライトを照らして見て言いました。


「ああ、これはですね、脂漏性角化症(しろうせいかっかしょう)と言って、皮膚ガンとかそういう悪いものではないですよ。老人性のもので歳を取ると出てくるシミですから、安心してください」
『老人ですか・・・』嬉しいような悲しいような・・・・でも 確かに、納得する所もある。


◯ 脂漏性角化症(しろうせいかっかしょう)とは
老人性疣贅(ゆうぜい=いぼ)とも呼ばれていて、老人になることで皮膚に現れる良性の腫瘍。
若い人では20代から現れる場合もあり、老人ではごく普通に見られる。
褐色から黒色をしており、皮膚から隆起し顔や体全体に現れる。
良性なので通常は治療の必要はないが、気になったり、美容の観点から取ると言う場合の方法は、切除術・レーザー治療・液体窒素で凍結させるなどの治療法などがある。



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液体窒素で凍結させる!!

さっそく看護師さんが持ってきたのは、細長い棒が何本も入っているステンレスの水筒のような容器。
中に入っているのは液体窒素のようです。
先生は、おみくじでも引くかのように、そこから一本の棒を取り出し、
「ちょっとピリピリしますよ〜〜」
とか言いながら、私の老人性のイボに棒の先を押し当てました。
ピリピリピリ・・・・・
それは、痛いけれど我慢できる程度です。


「ハイ、おしまいです。じきに、かさぶたのように取れてきますから」
おしまい??これで??
ガリガリでもパチパチでも、最後にガーゼを当てるなどもありません。
看護師さんがニコニコしながら、「あとは普段通りでいいですよ」
と言ってくれました。
こんなに簡単なら、もっと早くに来るんだった。
しかも料金もリーズナブル。

 

10日ほどで剥がれ落ちる

治療をした次の日も、またその次日も、な〜んの変化もなかったのに、4、5日もする頃から、カサカサするようになってきました。


かさぶたって剥がしたい〜〜って思っちゃう。でも、無理に剥がしたらダメなんだよね。
そうしている間にも、周りから少しずつ剥がれて、治療から10日ほどたった昨日のことです。
お風呂に浸かって顔を手でモミモミしていると、ハラリ・・・・・・
最後まで張り付いていた老人性イボの黒いかさぶたが湯船に落ちました。
あら・・・何年も一緒だったシミなので、今となってはなんだかしみじみきちゃうわね。



お見苦しいとは思いますが、参考までに私のほっぺたの写真を添えておきますね。

シミが取れた跡は、まだ茶色く色が残っていますが、触った感じは真っ平ら。
これからは、お肌のケアを丁寧にして行こうと思います。
美人になっちゃったらどうしよう〜〜。


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