北海道・札幌発・だべさ通信5

診察券、間違ってどうどうと出す心理学

病院の診察カードは、いつもお財布の中に入れています。
受付でなんの疑いもなく診察カードを出して ” お願いします ” と差し出したら、受付の女性が
「この病院のカードはお持ちですか?」と聞いてくるじゃありませんか。

ええ??
今ココに出しましたよ?

 

するとまた。
「あの、この病院の診察カードは・・・・」

 

おっかしいな、ほらこれ・・・・と指で示すと・・・・○○歯科!!!
ありゃ私ったら歯医者さんの診察カードを出していたんかい!

 

「すいません(汗汗・・・)」
財布のポケットからチョロっと見えていたカードの色が似ていたもので、私はすっかり病院のカードと思い込みました。
慌てて財布を開いて、正真正銘のカードを出しました。

 

 

その話しを、帰宅して旦那さんに聞いてもらいました。
「今日さ、コレコレシカジカでまいっちゃったわ。”この病院のカードはお持ちですか?”じゃなくて ” このカード違いますよ” とかなんとか言ってくれりゃすぐにわかるのにね」
私は自分の不注意をすーっかり忘れ、相手に文句を言っていました。

 

 

確かに、受付嬢の方が気をきかせて言い方を変えてくれれば、こちら側もすぐに気付いたかもしれないけれど、それは今回の出来事全体のほんの少しの部分であって、元はと言えば自分の不注意の方がすんごく大きい。
もし、自分が彼女のだったらきっと
” 今日受付に来た患者さんたら、よその診察カードを堂々と出してるの。この病院の診察カードはありませんか?って聞き返しているのに、キョトンとしているのよ ”  ってな具合になったんじゃないかな。

 

 


無意識のうちに自分の不注意の大きさを養護して、相手の小さなところに目をつけて大きく見せたり、自分の部分だけをベールで覆ってしまうのは、人間たちがやってしまいがちな心理で仕方のない事かもしれないです。
でもさ、相手の小さな部分を突くほど、それは逆に『自分が悪いという事を自覚しているから』という心理でもあるような気がします。
なんだか自分の心の本質を、ちょっとかいま見た気がしちゃった。

 


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