先日まで目を楽しませてくれていたアカシヤの季節も終わろうとしています。
私が住んでいる札幌市内でも、普通に見られるこの木の本当の名前は『ニセアカシヤ』というそうです。
アカシヤの木の下を通ると、風にのっていい香りがしてくるもね。
でも、このアカシヤは『侵略的外来種』。
このままどんどん増えちゃうと、もともとの生態系を壊しかねないという事で、数年前には札幌でも、あちこちで大掛かりなアカシヤの伐採が行われました。
一方では、アカシヤと言えば蜂蜜!というくらい、アカシヤの蜂蜜って出回っていますよね。
蜂蜜業者さんたちにとっては大事なアカシヤなので、アカシヤを守りたいと活動しているそうです。
これは、5年前に咲いていたピンクのアカシヤ。今はもうなくなってしまったようです。
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初夏の札幌の花と言えば、アカシヤより少し先に咲くライラックがあります。
ライラックも、明治になってアメリカから札幌にやってきたそうなので、外来種って事になるのかな。
戦争当時は ”敵国の木だべ!”って事で、ほとんど抜かれてしまったんですって。
でも今では『札幌の木』になって、毎年ライラックまつりが開かれています。
アカシヤとライラック、どちらも奇麗な初夏の花なのに、運命の明暗を分けてしまったのは神様なのか、それともやっぱり人間なんでしょうか。