今夜はクリスマスイブですね。
我が家は昨年に続いて、北海道のコンビニ、セイコーマートにお願いしておきました。
チョコレートクリームや生クリームが圧倒的に多い中、今年は旦那さんの「懐かしいバタークリームがいいなあ」の要望にお答えしてバタークリームのクリスマスケーキにしました。
わかるわかる、私たちが子供の頃のケーキといえばバタークリームでした。
バタークリームは、バターをとにかくふんわりするまでシャカシャカ混ぜてから、砂糖やら、卵白を泡立てたメレンゲを混ぜて作るクリームです。
自分が子供の頃の話ですから、かれこれ50年前！のことですが、たま〜〜にお客様のお土産がケーキだったりした時にはもう、ケーキの箱から離れられない嬉しさよ。
それがクリスマスになると、大きな丸いケーキが食べられるんだから、たとえ、サンタクロースが父親でも、長靴型の箱の先までお菓子が入っていなくても、クリスマスは子供心にもいいもんだと思ったものです。
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当時のバタークリームは甘くてこってり。ケーキのスポンジも、しっかりどっしり。
ケーキの上クリームで作られたピンク色のバラをすくって食べれば、ん〜〜〜口の中に残るこってり感！
それがとも美味しくて贅沢でした。
ところがしばらくしてから『生クリーム』なるものが登場したでしょ。
生クリームのクリスマスケーキを食べた時は、バターとは違った高級な味わいにカルチャーショック！！
それからいつの間にか、世の中のバタークリームのケーキの影は薄くなってしまいました。
でも、私たちにとっては、あのバタークリームの味わいがクリスマスの味わい。食べたいよなあ・・・ってことになったわけです。
セイコーマートで予約したバタークリームのクリスマスケーキは12cmと小さめのサイズ。
ネット予約で200円お得になって1800円でした。
どれどれ、・・・ん〜〜〜〜
違う・・・・・・
私たちが食べていたあの頃の口の中がコッテコテになるバタークリームじゃありません。
ふんわりすっきり、上品な甘さと軽い味わい。
それに、スポンジのなんとふんわりしていることか。甘味にしつこさがないのは、ちょびっと感じる塩味がいい仕事しているからでしょうか。
周囲を囲っているナッツが、これまたいい仕事しているねえ。
美味しかったね。
でも最初、私の脳は、昔食べたあのこってりしたバタークリームの味がくるかと思って身構えていたのでちょっと肩透かし。
セイコーマートのバタークリームクリームのケーキは、まさしく時代とともに変化し、高級感のあるバタークリームのケーキでになっていました。
美味しいものだけが記憶に残る味とも限りません。遠い昔に食べた、あのバタークリームの味が、またまた恋しくなりました。
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