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そこはいつも通る曲がり角。
ついこのあいだまでは、車道と歩道の境目に大きな雪山があったのに、一昨日はきれいに排雪されて、それはそれは見通しよくてスッキリです。角を曲がって黄色い消火栓を通り過ぎました。そのとき、なーんかへんな事に気がつきました。
今、斜めになっていなかった?消火栓。振り向いて見直したら、所々に雪をくっつけたままの消火栓が、やっぱり
斜めに立っています。だからなんだか恥ずかしそう。
そっか消火栓の位置が違うんだわ。
よく見ると、消火栓から少し離れたところの地面に小さな穴があいていました。
ここが元の場所なんだ。
つまり、”消火栓、もいじゃったから、とりあえず、ここに立てておこ”みたいな感じです。
もしかして排雪作業をしている時に、ショベルカーがあやまって消火栓をもいじゃったのかもしれません。
北海道では、どうしても歩道に雪を積んで除雪をするので、大雪の時は消火栓が見えなくなってしまいます。
そんな時に、もし火事が起きたら大変なので、消防士さんたちは時々スコップをもって消火栓の掘りおこし作業をして歩くんです。
だけどさ、まさか消火栓がもがれちゃうとは。
今日はちゃんと元通りになっていました。
しかるべきところにしっかりと納まった消火栓は、堂々とした風格さえあって、情けなく見えた斜めの時とは大違いだね。
いかったいかった。
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