北海道・札幌発・だべさ通信5

お経という鏡

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お坊様は、お経を唱え終えると、ちらを向いて着物をただし、オッホンと1つ咳払いをしました。それからゆっくりと、
「お経とはいったい何でしょうか。それは、自分自身を写す鏡なのです」と言いました。
今日は法事。つい今しがたまで、汗で体のあちこちにまとわりついていた喪服が、やっとサラサラになった頃でした。

 

 

「私たちは、自分の姿は見ようとせずに、相手の姿ばかりを見て、ささいな事にまで気にいらない事を言ったりする事はないでしょうか」
なるほど、それは確かにそうだわね。
私がいつも見ている姿見には、ずんどうプヨプヨの姿は映っても、心の中の煩悩までは映せません。

 

 

お経という鏡で自分を見れば、他人をうらやんだり、憎んだりしている自分の心が見えるのです。
それどころか、見えてしまった煩悩を、その時だけでも取り払う事だってきるのです。
いつも心のどかに、お経という小さな手鏡さえ持っていれば、その場で煩悩を消し去る事ができるかもしれないのです。
なむあみだぶつ なむあみだぶつ 今日はいいお話を聞きました。

 

 

法事に集まった親戚の中には、スリムで喪服姿がよく似合う美しい女性もいます。
素敵だわ。スタイルがいいと、何を着ても似合うからいいよね。
あらあらいけない、人をうらやむ心がでてきてしまったようですよ。
なむあみだぶつ なむあみだぶつ・・・・・自分の姿を映しましょう、どうかな?
見えた見えた、人をうらやむぽっこりお腹と三段腹が見えました。
でも、気にしない気にしない。せっかくのご馳走を目の前にしているんだもの、さあ頂きます。
あら、煩悩って、意外と簡単に消えるのね。

 

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