北海道・札幌発・だべさ通信5

また行ってみたい お蕎屋さん

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そのお蕎屋さんは、古い住宅を古民家風に改装した小さな店です。
今まで何度かそのお店の前を通った時は、いつも車がいっぱいだったのですが今日は2.時半、どうかな?・・・
あ、大丈夫みたい。

 

こんにちは・・・
”ハーイいらっしゃいませ”

 

お客さんは、私達だけのようです。
あ、薪ストープ!!茶の間に置かれていたのは、昔の北海道の家庭ではおなじみだったブリキの薪ストーブ。
顔やら体やらが、じわじわぽか〜〜っとなるこの肌触りは、石油ストーブとも電気ストーブとも違う。
遠い昔の冬の家は、そうそう、確かにこの暖みでした。

 

 

おソバがきたきた。
「はい、お待たせしました。今日は雨ですんごい天気、寒いですね」
おカミさんは気さくだね。
旦那さんが注文したのは、ソバの実を殻ごとひいたソバ粉で作ったおソバ+殻を取り除いてひいたソバ粉のソバ、2種類が一皿で楽しめる冷たくてお得なソバ です。私がお願いしたのは暖かいおつゆのキノコのおソバ。
あら、旦那さんのおソバは普通の太さなのに、こっちのキノコのおソバはうどんみたいに太っといよ。

 

 

ん〜、ん〜〜〜〜〜〜食べごたえあるう・・・
歯ごたえしっかり、キノコがいっぱい、メチャ美味しい。
「中に入っている落葉キノコは、山行って採ってきたんですよ」おカミさんが話してくれました。
「そうなんですか!それにおソバもすごく美味しいです」
そこに、奥の方から大将さんもやってきました。

 

 

「おいしいおソバを茹でるには、煮だったたっぷりのお湯を使うといいですよ。そうだね、このお鍋だったら、せいぜい二人前くらいかな。」
ご主人は薪ストーブに乗せてあるお鍋を指差しました。
それから
「絶対に、お箸でかまかしちゃいけないんだわ(かき回すといけないんです)。かまかすと、ボツボツになっちゃうのさ。お湯の中で自然とおソバがくるくる回り出すでしょ、それがいいんです。ウチのソバなら4分が目安かな」とニコニコしながら言いました。
「そ、そうなんですか!今まで、お箸でやたらグルグルやっちゃってました」

 

美味しいうえに、勉強にまでなっちゃった。
気さくなおカミさんや大将さんも味のうちだね。
今度、また行ってみようかな。

 

 

あとで旦那さんが言いました。
「そば屋のランキングとかってあるべさ、そこは西区(札幌)で上位らしいぞ」
へえ、そうなの。あんな小さなお店がねえ。
そのおソバ屋さんに行った人は、みんな、私と同じような気持ちになるのかな。

 

 

 

 

 

 

そば切 雨耕庵 (うこうあん)
札幌市西区西野6条5丁目5-25
11:30-20:00 定休日火曜日

 

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