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春の太陽は力を増してまぶしいね。
昼下がり、用事を済ませて帰宅途中、向こうから近所のお婆ちゃんが歩いてきました。
リュックを背負って、これからお出かけのようです。
『いってらっしゃい!』
「え!! ・・・・あんた・・だれ??」
だれって・・・・いやだなあもう、お婆ちゃんたら。
ふざけるのもけっこう得意な婆ちゃん。
『誰でもいいっしょ、いってらっしゃい!』
「・・・・・・・はい、どうも・・」
お婆ちゃんは、ちょっと会釈をしてすれ違うと、また、歩いていきました。
ついこのあいだ会ったばっかしだべさね〜。
会えばいっつも ”婆ちゃん、元気かあ!” とか聞くのにさ。
ふと立ち止まって後ろを振り向く。
まてよ。
今私が声をかけたお婆ちゃんは、本当に私の知っている近所のおばあちゃんかい??
絶対そうだけど。
そうに決まってる・・・
そうだと思うけど・・・そうかな〜・・・・。
もしかして・・・・・・
ま、まいっかあ〜〜〜。