北海道・札幌発・だべさ通信5

よさこいソーランで札幌の地下鉄も華やかに

今日はね、用事で札幌の街へ出かけました。
そしたら、大通り公園を挟んだ両方の道路は歩行者天国。
両方とも、よさこいソーラン祭りの出場者たちがエネルギーの塊のように次から次と進んで行きます。
大きな和太鼓のリズム、掛け声、歌、踊り。
もう地面ごと震えているようにさえ感じました。




地下鉄は華やかな衣装でおとぎの国

よさこいが行われている期間中、札幌の地下鉄はそりゃそりゃ華やかです。
今日、私が乗った地下鉄東西線にも、華やかな衣装をまとった若者たちが乗っていました。
手稲には、お菓子の白い恋人の工場を兼ねた『白い恋人パーク』があって、併設しているサッカーのコンサドーレのサッカーグラウンドが、よさこいソーラン祭りの会場の1つになっているからです。



彼らは演舞を披露するのは一箇所だけではないので、スケジュールに合わせてあちこち移動します。


私と乗り合わせた踊り子チームは、和服と洋服をマッチさせた真っ赤な衣装、黒い襟元には金の刺繍、胸元と裾には黒いレースが付いています。
ほっぺたにシュっと飛ばした墨の黒や、赤いアイシャドウはおとぎの世界からやってきたみたい。

あっちの方には薄いグリーン色の衣装と、太くて大きなハチマキをしめていてカッコいい団体もいる。


加えて、彼らはマナーがとてもいいです。
今日出会った踊り子のみなさんはみんなスマート、3人掛けのシートに5人も座ってました。
わ〜お。


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お爺さんのバッグの忘れ物

地下鉄が、終点(宮の沢駅)の1つ前の駅を発車した時でした。
ナナメ前に座っていた若い女性の踊り子さんが、隣に紳士もののバッグが置かれていたことに気づきました。

「あ!このバッグ、隣に座っていたお爺さんのでない?」
「そうだわ、今ここに家族で座っていたお爺さんのだわ」
彼女はすかさずバッグを持ち上げ、まだホームを歩いているかもしれないお爺さんにわかるようにと車内でバッグを振りました。
衣装のたもとも揺れる揺れる。



仲間の一人が
「ああ、今、エスカレーターに登って行っちゃった!」と言いました。
「駅員さんに渡すしかないね」
お爺さん、いい人に気が付いてもらってよかったね。


そんなわけで、よさこいソーランは、地下鉄の中も華やかにしてくれるるってお話でした。


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