北海道・札幌発・だべさ通信5

ウチの窓の下で安眠妨害をする猫たち

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真夜中、半分開けた窓の外から ンニャ〜 ンギャ〜と声がする。
あ、ネコ鳴いてる・・・・・・・。もしや窓の下あたりか。
布団の上でゴロンと体を半回転させ、タオルケットを胴体に巻き付ける。
どーせそのうち、どっかに行っちゃうしょ・・・夢ウツツ・・・・zzzzz。

 

 

ンニャ〜 ンギャ〜〜〜〜ンギャ〜〜
いやいやいや、ちょっと鳴き声大きいっしょ。
ンギャ〜〜 オギャ〜〜 ウンギャ〜〜〜〜ギャオギャオギャオ〜〜〜
うう・・うるさい。
ウンギャオウンギャオ、コレデモカ ウンギャオ〜〜〜!!

 

 

いったい今何時?3時50分!!
カーテンのすき間から見える景色が、しらじらと物影を現してきていました。
ウンギャオウンギャオ、コレデモカ ワオワオ ウンギャオ〜〜〜

 

 

心優しいおばさんにだって我慢の限界ちゅうもんがある!
本当は体を起こすのがおっくうだったから、どっかに行ってくれるのをお願いしていただけだけど、もうこうなったらしょうがないわ。
パジャマ姿だけど、ま、いいわ。
布団からはい出し、用心の為に傘を持ち、外へ出て窓の下に行ってみました。
すると、壁の下に大きなおまんじゅうのようなかたまりが2つ。
漬物石・・じゃない、やっぱしネコだ、ネコの丸めた背中だわ。

 

 

傘の先で、ちょっと地面を叩いてみる。トントン・・・
ギョロ!二匹のネコが一緒にこっちを振り向きました。
わ、目、光ってる・・・
しかし、ここで、おじけづくわけにはいかない、私は人間だも。
再び傘の先で地面を叩き、「ちょっとあんたたち、ここをどこだと思ってんのよ!」・・・と、小声で言ってやった。

 

 

すると大きなネコは、一瞬、姿勢を低く頭を下げて身構えたかと思うと、すんごいスピードで向こうのお宅の敷地に走さり去りました。
それって、捨てゼリフのポーズか?
残ったもう一匹のシマネコは、じっと私を見たまま身動きしない。
一匹だったらちょろいもんさ。

 
一歩近づき、トントントン、
「あんた、ここをどこだと思って・・」
といきなり、シュシュシュシュ!!っと私の横をすり抜けました。
ヒェ!
両手が一瞬に舞い上がっているうちに、ネコは飛ぶような早さで足元をすり抜け、どっかに行ってしまいました。

 

 

ああ、これでまたゆっくり眠れるわ。
布団にたどり着き、再びタオルケットを胴体に巻き付け、丸まさりました(まるまりました)。
それにしても、真夏というのに全身毛皮を着ている猫は、暑くないのでしょうか。
あーよかった人間で。
私が巻くのはお腹回りだけだもん。

 


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