今年も、礼文島に住んでいる旦那さんの友人から生ウニが届きました。
本当にありがたい・・・・・・
礼文島は利尻島と並んである北海道の北の島です。
北海道で食べられているウニは、『バフンウニ』と『ムラサキウニ』の2種類です。
どちらも、漁期が夏の間の数カ月と限られているので、生のウニを食べられるのはその間だけ。
■ エゾバフンウニとムラサキウニの違い
こちらは、バフンウニを網焼きしているところの写真です。
バフンウニは、トゲトゲが短くてずんぐりむっくり。
『バフン』ていうのは『馬糞』のこと。
形が似ているからなんだべね。
身は、どちらかというと小ぶりだけれど、色はオレンジしたものが多くて味も濃い感じがします。
まろやかで、まるでクリームみたいに濃厚です。
そうそう、地元の人はバフンウニのことを『ガンゼ』って言ってました。
ムラサキウニは、トゲトゲが長い。
色は少し色は薄くて身は大きいのが多いみたい。
味は、バフンウニに比べると普通・・・・・(普通という表現が贅沢すぎ!)
どちらも、地元の海の利尻昆布を食べて育つから、そりゃーもう高級品です。
でも雑食性だから、基本的はなんでも食べるんですと。
■ ウニの食べている部分は卵巣と精巣。
ウニは、内側にへばりついている黄色い部分を食べるけど、それはウニの生殖巣、つまり卵巣と精巣だそうです。
でもね、素人がちょっと見でメスの卵巣とオスの精巣を見分けるのは難しいみたいです。
いづれにしても子孫繁栄の部分を食べているのね。申し訳ないけど、美味しくてゴメンネ。
■ ウニの中に混じっている黒い部分
ウニを割ると、食べる部分の他に、黒いツブツブみたいなものもが入っていますね。
知らなかったときは、ウニの!!か!・・・・・なんて思いました。
でもね、それはウニが食べた海草だそうです。
だから、少しくらい口に入っちゃっても大丈夫。
気にしないで食べちゃう人もいるそうですから。
以前、トゲトゲのついたウニを割ったとき、はっちゃき(一生懸命)で取り除いたら、食べる部分が少なくなっちゃって悲しくなった。そのときに知っていたらなあ。
■ ミョウバン不使用だから板に乗っていない
ウニは身が柔らかくて、すぐに溶けてしまいます。
だから、板の上に乗っているウニは、形が崩れてしまわないように、ミョウバン(凝固剤の役目)を使っているそうです。
形はきれいでしっかりしているけど、ミョウバン独特の苦みが出ちゃう。
ウニが嫌いという人は、もしかしたら原因はミョウバンの味かもね。
ちなみに、この礼文のウニはミョウバンを使っていないので、板ではなくて塩水に浸した状態で販売されています。
というわけで、いっただっきます。
生ウニの入っているパックは二重構造。
塩水の中のウニは、ザルに入った状態で取り出しやすようにつまみが付いてる。
これを持ち上げるとほら〜〜〜。考えてるな〜。
このパックには、エゾバフンウニとムラサキウニの両方が入っているようです。
確かに、小さくで色の濃い身と、大きくてポツポツした身が入っています。
この大きい身はムラサキウニ(だと思う)。
玄米ご飯の中央にある小さめで身がしまっているのがエゾバフンウニ(だと思う)。ま、口 に入れればどっちも美味しいけどさあ〜
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