北海道・札幌発・だべさ通信5

ガラス工房で吹きガラス体験

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吹きガラスの体験をしてみる事にしました。
家族でやってるという小さな工房には、ご夫婦とおぼしきお二人が、私たちを迎えてくれました。

 

 

工房には釜が3つ並んでいます。
手前の釜の中には溶岩みたいに溶けたガラスのドロドロが入っていて、ストローみたいな長い棒で、ガラスの固まりをすくい上げます。
この時の釜の温度は1400度だそうです。
2番めの釜は、熱しながら吹きガラスの器の形を整えるのに使う釜なんだね。
3番目の釜は、出来上がった製品を1日入れておく釜です。
すぐに冷やすとガラスは割れてしまうそうで、低い温度(1100度くらい)に入れて落ちるかせるのだそうです。

 

 

ご主人が、ガラスの玉を取り出しました。
「さあ、吹いてください!」
「は、はい!」フ〜〜〜・・・

 

 

ご主人は、私がくわえて吹いてるストロー式のボッコ(棒)をクルクル回します。フ〜・・・と吹いている最中に、スポッっと棒を口から抜きました。
ッパ!!
と思ったら、2番目の釜にガラスを入れてクルクルクル、自分でもフ〜っと吹きながら形を整え、
「はいもう一度吹いて下さい、もっと強くてもいいですよ」
「はい!」フ〜〜〜
ご主人は、いい形の膨らみあんばいを見計らって、棒を私の口から抜きました。でも、私はただただ思いっきり吹いてる最中だったので、スッポン!!おっとっと・・・。
それから、青いザラメのような色ガラスをチョイチョイとつけて、再び2番目の釜に入れてクルクルクル。

 

 

 

 

「そっちに座って、コップの口を広げるんだよ」
「は、はい、こうですか?」
「いいよいいよ」
「そ、そうですか、ほほほ」

 

 

 

 

かくして、私はあっという間に美しい形のコップを作り上げ・・×・・ご主人が作り上げて下さり、
出来上がりは郵送で。私は札幌、長女は千歳に、それぞれ送ってもらう事にしました。

娘と二人、あーでもない、こーでもないと話ながら小樽の坂道を下りました。
「あのさお母さん、吹きガラスの棒なんだけどさ」
「んん」
「私が吹いたあとに、おじさんが吹いたしょ」
「んん」
「それを釜に入れてクルクル回してさ、また『はい吹いて下さい』って言われて吹いたしょや」
「んん」
「って、事はさ、口つけやっこしてたの?」
「!!!!」
二人で一緒に『ヒエ〜〜〜〜!!』っと言わさっちゃいました(言ってしまいました)。

そして今朝、コップが届きました。

 

 

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