北海道・札幌発・だべさ通信5

クラス会は思い出を共有できる記憶の世界

おめでたいかどうかはわからないけど、私たち同級生はとうとう還暦の年を迎えちゃった。
昨日はその節目を記念して、初めて温泉に一泊のクラス会となりました。

 

 

先生ご夫婦を含めて15人。
6時からの宴会は、近況報告なんかしているうちにあっという間に2時間が過ぎ、部屋を移した二次会は、昔話や持病の話しに花が咲く。
先生が部屋に戻られたあとは男子の一室に集まって、自分たちが抱えている人並みの重圧に、みんなうなずいて共感する。
日付けが変わった頃に女子の部屋に戻ると、今度はくっつきそうなまぶたをむりやり開けてでも、女だから話せる話しに耳を傾ける。
いつもならとっくに寝ている時間なのにね、時刻はとっくに午前2時をまわっていました。

 

それにしても、まあ昔話しに花が咲く咲く。
彦星君が
「昔の風景や出来事を一緒に共有していた人がいなくなったとたん、思い出の世界も本当に消えてしまうような気がする」と言ってたけれど、そうそう、それだよね。
脳が遠い記憶を宝箱のように守っているのは、その記憶を誰かと分かち合いたいからじゃないのかな。

 

そんなわけで、記憶を共有してすっかり満足した私は、帰宅と同時に寝不足と疲れで、どっと睡魔に襲われてしまったのでございます。
遠い記憶は子どもでも、体はすっかり年相応でしたとさ。


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