北海道・札幌発・だべさ通信5

サッポロビールの星はこうして始まった

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サッポロビール園の園内にある、古いレンガの建物は、1890年に製糖工場として誕生し、1963年までは製麦工場として使われた建物だそうです。

 

 

 

 

サッポロビールのマークと言えば、大きな星。
サッポロビール園の古い建物にも、もちろん、立派な星が輝いています。

 

 

 

 

時計台や道庁の赤レンガなどにも付いているこの『星』こそ、北海道開拓史のシンボルマーク北極星です。
正式には北極星をデザイン化した『五稜星(ごりょうせい)』と言うそうです。
サッポロビールは、もともと開拓史のビール工場から始まって、その後、官営から民営へと移りました。
サッポロビールの星のマークは、この開拓史のシンボルマークだったのです。

 

 

北海道に普通の人々が暮らし始める前、開拓に最初に携わった人たちの多くは、元お侍さんたちでした。
開拓の場所は、藩によって決められました。
特に大変だったのは、北海道でも北の方。
本州の装備では北海道の冬は越せるはずもなく、寒さと飢えに耐えきれず、息絶えた人が多く出ました。
それどころか、春になっても自分たちを迎えにくるはずの船が来なかったという事もあったそうです。

 

 

寒さと飢えに耐えながら夜空を見上げたとき、いつもそこには北極星が輝いていました。
開拓史にとって、どこからでも見えたその星は、唯一故郷と自分たちをつなぐ希望の星だったにちがいありません。
今でも残されている藩士のお墓はたくさんありますが、それ意外の多くのお墓は、目に触れる事なく北の大地になっているという事です。

 

 

元お侍さんたちに開拓が割当られた北海道地図が、北海道庁の資料室にあります。

リニューアルしたサッポロビール園のビアガーデンに行ったべさ


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